CASL U - 文字コード
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 文字コード

 文字コード(符号)は JIS X 0201 ラテン文字・片仮名用8ビット符号で規定する文字のコード表が使用される。次にコード表の一部を示す。

行   列  02   03   04   05   06   07 
0 間隔 0 @ P ` p
1 ! 1 A Q a q
2 " 2 B R b r
3 # 3 C S c s
4 $ 4 D T d t
5 % 5 E U e u
6 & 6 F V f v
7 ' 7 G W g w
8 ( 8 H X h x
9 ) 9 I Y i y
10 (A) * J Z j z
11 (B) + K [ k {
12 (C) < L \ l |
13 (D) = M ] m }
14 (E) > N ^ n ~
15 (F) / ? O _ o

 1文字は8ビットからなり、上位4ビットを列(02〜07)で、下位4ビットを行(0〜F)で表す。例えば、文字コードを16進数で表すと間隔(空白)の文字は20、数字の4は34、文字のHは48、記号の\は5Cとなる。
 16進表示で、ビット構成が21 〜7E (及び表では省略しているA1 〜 DF)に対応する文字を図形文字という。図形文字は、表示(印刷)装置で、文字として表示(印字)できる。
 この表にない文字とそのビット構成が必要な場合は,問題中で与えられる。

 文字をメモリ上に記憶するときは一つの番地に1文字が記憶される。COMETUでは一つの番地に16ビット記憶できるが、文字コードは上に示したように8ビットであるので、上位8ビットは0となる。
 例えば、文字のAの場合、メモリには16進数で0041と記憶される。


例題1 次の文字をメモリに記憶させたとき、その値を16進数で答えよ。

(1) 数字の7

答え 0037

(2) 文字のm

答え 006D


例題2 次の文字に対して演算を行った後の文字を答えよ。(値及び番地はすべて16進数とする。)

(1) 文字のEに3を加算する。

答え H
Eの文字コードは45であり、3を加算すると48となる。文字コード48の文字はHである。

(2) 文字のAに20(10進数で32)を加算する。

答え a
Aの文字コードは41であり、20を加算すると61となる。文字コード61はaである。
このように、英大文字に20を加算すると英小文字になり、英小文字から20を減算すると英大文字になる。


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