C言語の基礎
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2-3 変数

(1) 変数名の付け方


(2) 変数の型

 変数を使用する前には、宣言をしなければならない。宣言は次のようにする。
変数の型 変数名;

 BASICでもその変数に数値を代入して使用するのか文字列を代入して使用するのかによって変数名の後に$を付けて区別した。
 同じようにC言語でもその変数に代入するデータによって型を使い分けなければならない。次に変数の型の種類をまとめておく。

変数の型 宣言子 バイト数  
整数型 char 1バイト 0からFFHまで
int 4バイト 0からFFFFFFFFHまで(-214783648〜214783647)
short int 2バイト 0からFFFFHまで(-32768〜32767)
long int 4バイト 0からFFFFFFFFHまで(-214783648〜214783647)
実数型 float 4バイト  
double 8バイト  
/* sample1.c */
#include <stdio.h>
int main(void)
{
  char moji = 0xfe;
  int seisu = 0xfffffffe, i;
  short sseisu = 0xfffe;
  for(i = 1;i <= 3;++i){
    moji = moji + 1;
    seisu = seisu + 1;
    sseisu = sseisu + 1;
    printf("moji=%d seisu=%d sseisu=%d\n", moji, seisu, sseisu);
  }
}
 新しいデータ型としてvoid型が加わった。これは、"値が参照できない"、"値が代入できない"データ型である。ここでは、"何も無し"というような意味で考えると良い。
 関数mainに引数が無いということを明示するために、( )内にvoidと書く。

 この他に型修飾子としてconst,volatileが新しく加わった。


(3) 配列

 BASICでは、"DIM"で宣言したが、Cでは、変数宣言の中で行う。

BASIC
DIM A(100)
C言語
int a[100];
二次元配列の宣言
BASIC
DIM A(10,10)
C言語
int a[10][10];


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