ＡＮＳＩ　Ｃ標準ライブラリ一覧

入出力関数　

printf()　：　フォーマットformatを指定してテキストを標準出力ストリームに出力する。
#include <stdio.h>
int printf(const char *format, ...);

返却値
　出力された文字数を返す。出力エラーが発生した時は-1を返す。

sprintf()　：　フォーマットformatを指定して文字列（配列）にテキストを書き込む。
#include <stdio.h>
int sprintf(char *string,const char *format, ...);

返却値
　出力された文字数を返す。出力エラーが発生した時は-1を返す。

scanf()　：　標準出力ストリームからテキストを読み込み解釈する。
#include <stdio.h>
int scanf(const char *format, ...);

返却値
　入力変換と代入に成功した変換の数を返す。エラーが生じた時には値-1を返す。

putchar()　：　標準出力ストリームに文字characterを書き込む。
#include <stdio.h>
int putchar(int character);

返却値
　書き込みに成功した場合は出力した文字を返す。 失敗すると値EOFを返す。

puts()　：　標準出力ストリームに文字列stringを出力する。改行文字'\n'が付加される。
#include <stdio.h>
int puts(const char *string);

返却値
　出力が成功した場合は0を返し、失敗した場合は0以外の値を返す。

getchar()　：　標準入力から１文字読み込む。
#include <stdio.h>
int getchar(void);

返却値
　入力した1文字を返す。ファイルの終りに到達した時には、値EOFを返す。エラーを検出した場合もEOFを返すので、EOFかエラーかの判定にはfeof(3), ferror(3)を使う。

gets()　：　標準入力から文字列をbufferに読み込む。
#include <stdio.h>
char *gets(char *buffer);

返却値
 成功するとパラメタbufferをそのまま返す。 ファイルの終わりに到達した場合は値NULLを返す。また、エラーの場合にもNULLを返すので、EOFかエラーかの判定にはfeof(3), ferror(3)を使う。

sscanf()　：　文字列を読み込んでテキストを解釈する。
#include <stdio.h>
int sscanf(const char *sring,const char *format,...);

返却値
　入力変換と代入に成功した変換の数を返す。エラーが生じた時には値-1を返す。

fopen()　：　入出力用にストリームをオープンする。
#include <stdio.h>
FILE *fopen(const char *file,const char *mode);

返却値
　成功するとFILE型へのポインタ(ファイルポインタ)を返す。失敗すると値NULLを返す。

freopen()　：　ストリームをオープンしなおす。
#include <stdio.h>
FILE *freopen(const char *file,const char *mode,FILE *fp);

返却値
　成功するとパラメタfpをそのまま返す。失敗すると値NULLを返す。

fclose()　：　ストリームをクローズする。
#include <stdio.h>
int fclose(FILE *fp);

返却値
　クローズに成功した場合は0を返す。失敗した場合は値EOFを返す。

putc()　：　ストリーム出力fpに文字characterを書き込む。
#include <stdio.h>
int putc(int character,FILE *fp);

返却値
　書き込みに成功した場合は出力した文字を返す。 失敗すると値EOFを返す。

fwrite()　：　データをストリームに書き込む。
#include <stdio.h>
size_t fwrite(const void *buffer,size_t size,size_t n,FILE *fp);
　ファイルポインタfpで指定されるファイルへbuffer番地からsizeバイトずつn個分出力する。 ファイルへ配列のデータを出力する場合に使う。

返却値
　出力したブロック数を返す。もしsizeまたはnが0の場合は値0を返す。

fprintf()　：　フォーマットformatを指定してテキストをストリームfpに出力する。
#include <stdio.h>
int fprintf(FILE *fp,const char *format, ...);

返却値
　出力された文字数を返す。出力エラーが発生した時は-1を返す。

fputc()　：　文字characterをストリームfpに書き込む。
#include <stdio.h>
int fputc(int character,FILE *fp);

返却値
　書き込みに成功した場合は出力した文字を返す。 失敗すると値EOFを返す。

fputs()　：　文字列stringをストリームに出力する。改行文字'\n'は付加されない。
#include <stdio.h>
int fputs(const char *string,FILE *fp);

返却値
　出力が成功した場合は0を返し、失敗した場合は0以外の値を返す。

fgets()　：　ストリームfpからbufferのサイズnバイト分をbufferに１行読み込む。
#include <stdio.h>
char *fgets(char *string,int n,FILE *fp);

返却値
 成功するとパラメタbufferをそのまま返す。 ファイルの終わりに到達した場合は値NULLを返す。また、エラーの場合にもNULLを返すので、EOFかエラーかの判定にはfeof(3), ferror(3)を使う。

fgetc()　：　ストリームfpから１文字読み込む。
#include <stdio.h>
int fgetc(FILE *fp);

返却値
　入力した1文字を返す。ファイルの終りに到達した時には、値EOFを返す。エラーを検出した場合もEOFを返すので、EOFかエラーかの判定にはfeof(3), ferror(3)を使う。

getc()　：　ストリームfpから１文字読み込む。
#include <stdio.h>
int getc(FILE *fp);

返却値
　入力した1文字を返す。ファイルの終りに到達した時には、値EOFを返す。エラーを検出した場合もEOFを返すので、EOFかエラーかの判定にはfeof(3), ferror(3)を使う。

fscanf()　：　ストリームからデータを読み込み解釈する。
#include <stdio.h>
int fscanf(FILE *fp,const char *format, ...);

返却値
　入力変換と代入に成功した変換の数を返す。エラーが生じた時には値-1を返す。

fread()　：　ストリームからデータを読み込む。
#include <stdio.h>
size_t fread(void *buffer,size_t size,size_t n,FILE *fp);
　ファイルポインタfpで示されるファイルからbuffer番地へsizeバイトずつn個読み込む。ファイルから配列へ読み込む場合に使う。

返却値
　入力したブロック数を返す。もしsizeまたはnが0の場合は値0を返す。

feof()　：　ストリームのファイル終端状態指示子を調べる。
#include <stdio.h>
int feof(FILE *fp);

返却値
　ファイルが終わりに到達している場合は0以外の値を返し、そうでない場合は0を返す。

ungetc()　：　入力ストリームfpに１文字characterを戻す。
#include <stdio.h>
int ungetc(int character,FILE *fp);

返却値
戻した1文字を返す。戻せなかったときは値EOFを返す。

fgetpos()　：　ファイルfpの位置指示子positionの値を得る。
#include <stdio.h>
int fgetpos(FILE *fp,fpos_t *position);

返却値
　成功した場合には0を返し、失敗したときは0以外の値を返す。

ftell()　：　ファイルfpの位置指示子の値を得る。
#include <stdio.h>
long ftell(FILE *fp);

返却値
　現在のファイルfpの先頭からのオフセットを返します。

fseek()　：　ファイルfpの位置指示子をwhenceからoffsetバイト移動する。
#include <stdio.h>
int fseek(FILE *fp,long long offset,int whence);

返却値
　成功した場合は0を返し、失敗したときは0以外の値を返す。

fsetpos()　：　ファイルfpの位置指示子positionをセットする。
#include <stdio.h>
int fsetpos(FILE *fp,const fpos_t *position);

返却値
　成功した場合には0を返し、失敗したときは0以外の値を返す。

rewind()　：　ファイルfpの位置指定子をリセット（先頭）する。
#include <stdio.h>
void rewind(FILE *fp);

返却値
　なし

remove()　：　ファイルfilenameを削除する。
#include <stdio.h>
int remove(const char *filename);

返却値
　成功した場合は0を返し、失敗した場合は0以外の値を返す。

rename()　：　ファイル名oldをnewに変更する。
#include <stdio.h>
int rename(const char *old,const char *new);

返却値
　成功した場合は0を返し、失敗した場合は0以外の値を返す。

tmpnam()　：　一時ファイルの名前を作成する。
#include <stdio.h>
char *tmpnam(char *name);

返却値
　作成されたファイル名へのポインタを返しす。

tmpfile()　：　一時ファイルを作成する。
#include <stdio.h>
FILE *tmpfile(void);

返却値
　オープンされたテンポラリファイルのファイルポインタを返す。ファイルが作成できなかったときには値NULLを返します。

setbuf()　：　自分用のストリームバッファを設定する。
#include <stdio.h>
void setbuff(FILE *fp,char *buffer);

返却値
　なし

setvbuf()　：　自分用のストリームバッファを設定する。
#include <stdio.h>
int setvbuf(FILE *fp,char *buffer,int mode,size_t size);

返却値
　成功すると0を返します。失敗すると0以外の値を返す。

fflush()　：　出力バッファをフラッシュする。
#include <stdio.h>
int fflush(FILE *fp);

返却値
　成功すると0を返します。失敗すると0以外の値を返す。

perror()　：　エラーメッセージを標準エラー出力へ出力する。
#include <stdio.h>
void perror(const char *string);

返却値
　なし

ferror()　：　ストリームのエラー状態を調べる。
#include <stdio.h>
int ferror(FILE *fp);

返却値
　ファイルにエラーが起こっている場合は0以外の値を返し、そうでない場合は0を返す。

clearerr()　：　ストリームのエラー状態指示子をクリアする。
#include <stdio.h>
void chearerr(FILE *fp);

返却値
　なし

vfprintf()　：　フォーマットを指定してテキストをストリームに書き込む。
#include <stdarg.h>
#include <stdio.h>
int vfprintf(FILE *fp,const char *format,va_list arguments);

返却値
　出力された文字数を返す。もしエラーがあると-1を返す。

vprintf()　：　フォーマットを指定してテキストを標準出力ストリームに書き込む。
#include <stdarg.h>
#include <stdio.h>
int vprintf(const char *format,va_list arguments);

返却値
　出力された文字数を返す。もしエラーがあると-1を返す。

vsprintf()　：　フォーマットを指定してテキストを文字列に書き込む。
#include <stdarg.h>
#include <stdio.h>
int vsprintf(char *string,const char *format,va_list arguments); 　

返却値
　出力された文字数を返す。もしエラーがあると-1を返す。