日本万国博覧会関係資料 EXPO '70 のホームへ戻る

資料3

平和の鐘
 ニューヨークの国連本部の庭に「平和の鐘」(切手、太陽の塔の右側)がある。1954年、日本が国連加盟前に、当時の加盟国約60カ国と非加盟国数カ国の硬貨とローマ法皇から寄贈されたメダルをもとに日本で鋳造し、日本国際連合協会から国連本部に寄贈される。直径51.5cm高さ69.6cm。EXPO'70で国連館に展示される。

修景彫刻
 7つのサブ広場、人工湖周囲に展示される。小規模20点、大規模4点。現代彫刻家20名(伊藤隆道、井上武吉、井原通夫、今井祝雄、榎本健規、榊健、坂本正治、篠田守男、新窓晋、高松次郎、多田美波、田中信太郎、寺尾悦示、福島敬恭、三木富雄、山口勝弘、湯原和夫、寺田稔郎、寺田ミノル、吉村益信)による。

メダル
 金 直径27mm、銀銅 直径34mm。表のデザインは共通でシンボルマークとテーマ(人類の進歩と調和)を表す統一デザイン、裏のデザインは金が抽象表現、銀が具象表現、銅が半具象表現である。
 銀:人類の調和を象徴し、大地の繁栄を代表するものとして、樹木の姿を具象的に表現する。(佐藤忠良デザイン)
 銅:どこまでも拡げた人間の手が、20世紀の限りない進歩を大きく包摂し、より平和な社会環境を形成する、という調和を表現する。(福田繁雄デザイン)


桜マークの上には次のように刻まれている。
日本万国博覧会
JAPAN WORLD EXPOSITION,
OSAKA, 1970

 金銀銅メダル以外にもいろいろな記念メダルが発行されている。次のメダルは内外工芸社製、純銀のメダルである。

表面

裏面

万国博ロープウェイ
 西口付近〜万博ホール西側まで延長870m、地上30m、ゴンドラ15人乗り22台が設置される。1分間隔で運行する。片道大人200円、小人100円(往復大人400円、小人200円)。近鉄が開発した。

復刻版
モノレール
 延長4.3km、4両編成。高架コンクリートのレールをまたぐように走る跨座(コザ)型。平日3分、休日2分半間隔で運行される。1周約15分、駅7カ所。単線で反時計方向に進行する。ATO(列車自動運転装置)方式で無人運転が可能だが安全のために係員が同乗する。乗車は無料。

空中ビュッフェ
水曜、木曜、土曜、日曜北広場、モノレール西口駅(シンガポール館横)、エキスポランド内(ペプシ館横)に設置される。

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日本万国博覧会公式ガイド、朝日年鑑1971年版(朝日新聞社)、5000万人のための万国博オールガイド(実業之日本社)、
EXPO'70ミニガイド(大阪PR協会)、人類の進歩と調和 大阪開催のあゆみ(大阪府編集・発行)より

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線
Copyright © 2001,2002 Hiroshi Masuda


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