EXPO '70  ニュージーランド パンフレット EXPO '70 パンフレットへ戻る
ニュージーランド (パンフレットサイズ 約25%)  (1)  (A1)  (A2)
ようこそ
ニュージーランド館へ

 ニュージーランド館は皆様のご来館を心から歓迎いたします。当館の壁面にかけられた岸元総理の実しい書を見ていただければ、私共の気持を分っていただけると思います。

ディスプレイの御案内
ニュージーランドの光輝
 当館に入って先ず目をとらえるものは「ニュージーランドの光輝」と表題された壁画でしょう。これはジョン・ドローブリッジの作品で、アルミ板とアクリル管を使用して、陽光まばゆいニュージーランドとそのすみきった空気を表現したものです。二つの部分から成り、右側は太陽を表わし、左側は、起伏に富んだ丘陵、海岸、海といったニュージーランド特有の風景にふりそそぐ光を象徴しています。
 
友好的な国民
 入口のホールを飾る写真展示です。回転式円筒の上には岩の多い海岸の風景が紹介され、またイルミネーションを施したスクリーン上には、レジャーを楽しむ若い人たちのはつらつとした姿が描き出されます。ニュージーランドの国民は勤勉で、有能で、そして活力にあふれていることがこの展示で分っていただけると思います。
 
森の小路
 この展示はニュージーランドの天然の森林とつり橋の風景を克明になぞったものです。デザイン、印刷はスーザン・スケルマムの手によるもので、樹々とその葉の模様が透明なアクリル板の上に網目状に印刷されていて、天然の森林の美しさが表現されています。
 
国土の開発
 この展示室では、9つのスクリーン上に次から次へと多彩なカラースライドが映し出され、ニュージーランド開拓当時の有様が紹介されます。そこには、人跡未踏の美しい自然を切り開いて肥沃な土地を作り出すまでの過程や、進取の気性に富む国民が、高度な科学技術を用いて、豊かで楽しい生活を築き上げるまでの努力の様子をあますところなく紹介致します。
 
ニュージーランド人の日常生活
 このコーナーでは、現代のニュージーランドの国民の日常生活を写真でご覧に入れます。牧畜酪農場、都市、郊外などの写真や、ニュージーランド特有の生活の断面をとらえた写真などがあります。
*家庭と郊外の生活
*包括的、かつ無料の国民教育のありさま
*病人や宅人に対する無償の国立医療及び福祉機関の実態
*週末2日の休日の準備をする都会の人たち
 
美術・工芸
 この会場では、現代ニュージーランドの代表的画家の作品ならぴに、手造りの陶器を展示します。そのほか、ニュージーランドでさかんな織機織り、手織りによる羊毛製品も展示され、その実演もご覧になれます。
 
特産物
 最後の展示場では、モデルを使って、多くのバラエティにとんだ、品質の優れたニュージーランド特産物をお目にかけます。8つの展示台では、順々に、発電、森林、羊毛、酪農、製造業、食肉業、そして集約農法について招介いたします。最後には、何人かの世界的に有名なニュージーランド人(例えばキャサリン・マンスフィールドやエドマンド・ヒラリー卿)の業績や、直接ご本人にもお目にかかれるようになっています。
 個性的なニュージーランド国民性を培った開拓者魂、高度の科学技術、そして豊かな国土を紹介し、あわせてニュージーランド国民が自分たちの良き生活を他の国の人たちとどのように分ちあっているかを知らせることが、この展示のねらいであります。
 
案内係
 ニュージーランドの食肉、羊毛、酪農製品、製造業、教育、保健サービス、切手類、貿易、マオリ族、ニュージーランド旅行などについての資料をご希望の場合は、この案内係に申し出て下さい。
 
タイル壁画
 このコーナの壁面展示のデザインと設計はロイ・コワンによるもので、日本とニュージーランドとの地理的な関係を示したものです。太平洋は、8千に及ぷ手作りの模様入りタイルで描かれ、またニュージーランドの地形図は、鋼鉄を溶接して作ったものです。
 
                                          ニュージーランド館の建築用資材
 ニュージーランド館は、ニュージーランドでとれた木村、構造用支柱、梁、から作られており、筋違を入れたコーナーは、レイデイアタ・パイン村の合材で作られています。非構造用パネルは、白くほうろう引きにしたアルミニウムで表面加工したレイデイアタ・パイン材の厚板からできています。節なしの、わずかな幅で継ぎ合わされた板材を使った床には、ニュージーランド製高級純毛カーペットが敷いてあります。また、屋根は、プレス加工を施したタイルでおおわれた合材を重ねあわせた厚板で作られています。このタイルはアスファルトに細砕石をはめこんで、それを仕上げたもので、これは、ニュージーランドで考案された工法です。ニュージーランド特産の木材は、手すりに使われたリム材や盤面に使用されているマンゴーやタワ材のベニヤ板がそれです。家具類やニュージーランド店の備品には、リム材と模様の入ったタワ材を使っています。
 
レストラン
 舗装された中庭にはガーデン・スナックが用意されており、ここでは、ラム肉(日本風、西洋風のいずれにも料理してあります)、オープンサンド、果実の生ジュースやビールなどニュージーランド料理をご自由に召し上がれます。
 ニュージーランド館の2階には、世界的に有名なニュージーランドの間欠泉(ガイザー)をあしらって、せせらぎと光を用いて室内装飾をはどこした高級料理店、「ガイザー・レストラン」がごさいます。ここでは、ニュージーランドの最高の料理−ラム肉、牛肉、豚肉、魚、チーズ、バター、果実、ビール、ワイン、フルーツ・ジュース等−を自由に味わうことができます。「シェフ・アイランド」(料理人コーナー)では、「今週の料理」に腕をみがくコックの料理ぶりをじかに見ることもできれば、ニュージーランド料理の生きた見本の数々をご覧になれます。これらレストランは、政府を代表してニュージーランド・ミート・プロデューサーズ・ボード(食肉輸出振興機関)によって運営されます。
 
ニュージーランド店
 ここでは、書籍、版画、仔羊の皮でできたスリッパや、万博の記念切手を含むニュージーランドの切手類などを売っています。記念品としてお買い上げ下さい。
 
映画館
 ナショナル・フィルム・ユニット(国立映画局)の特別製作作品、「これがニュージーランドだ」(三面スクリーン、19分のカラー)を上映致します。ニュージーランドのありのままの姿、そこに生きる人たちの生活や産業をドラマティックに描いたものです。人びとの仕事ぶり、レジャーなども紹介されています。この顕著な映画を見なければ、ニュージーランド館を訪れた目的は達せられないでしょう。
その他の見どころ
彫刻
 ニュージーランド館中央の中庭には、オークランド大学教授のW.R.アレンによって製作されたステンレスとガラスを使った彫刻が展示きれています。
 
ニュージーランドの植物
 およそ1,000のニュージーランド特有の植物や灌木が、パビリオンの周囲に植えてあります。ニュージーランド産の岩石や、舗装用の大理石板が、一群の建物にさらに魅力を加えています。
 
催し物
 7月5日から8月16日までの間、ニュージーランド館の正面入口左側の野外ステージでは、ニュージーランドの代表的芸術家や音楽家によって製作された数々の催し物が披露されます。この催し物は、ニュージーランド放送協会が主催するものです。
 
 (1)  (A1)  (A2)

トップへ戻る

線
Copyright © 2002,2003 Hiroshi Masuda


inserted by FC2 system