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東芝IHI館  (パンフレットサイズ 約25%) (1)  (2)
ようこそ東芝IHI館へ
希望−光と人間たち
四方を海に囲まれた私たちの日本。でも、その向こうには、さまざまな国さまざまな人間の、さまざまな生活があります。
東芝IHI館は、そうした国境や人種のカベをとりはらった「人間」そのものにスポットをあててみました。
困難とたたかいながら文明を築き、この社会をつくりあげていく人間のエネルギーと知恵。そして何ものにも負けない愛のちから…。このすばらしい人間の姿を、力強くダイナミックに、パビリオン全体で表現しました。
題して「希望−光と人間たち」。
希望は未来を見つめる人間の目。
光は人間の持つ技術と精神のかがやき−−−。
東芝IHI館でのすばらしい体験、さあいよいよ始まります。
 
この未来建築に
あなたなら
どんなニックネームを
つけますか

「コウモリ」「カブトゴン」「怪鳥」「ゴジラ」…。数あるパヒリオンのなかでも、東芝IHI館ほどニックネームをたくきんいただいた館はほかにないでしょう。このユニークな姿をよくご賢ください。三角錘形の鉄のテトラをつなぎ合わせたスペース・フレーム(立体格子)と、それがささえている赤い球体=グローバルビジョン。それに、昇降回転客席とで構成されています」テトラさえふやせば、どんな大建築でも自由自在。
大量生産も思いのまま。未来建築が進む方向をはっきり示すとともに、限りない人間のエネルギーを象徴しています。日本の誇る若き建築家=黒川紀章氏が設計しました。
 
テトラのフレームと巨大なドームが一体になったユニークな空中建築
内側の赤い球体=グローバルビジョンには柱が1本もありません。この重量のすべてを外側のテトラのフレームが支えているからです。そして、フレームのネジレは、内部の球体で防ぐ特殊な構造になっています。
 
使用したテトラなんと1476個
このパビリオンのために製造したテトラは4タイプ19種類、合計1476個。そして、それをつなぎ合わせる鉄の玉が1623個。最も重いテトラは2トン、軽いものでも150キロあります。東芝IHI館の力強い建築美はこの4タイプのテトラユニットのつなぎ合わせで成り立っているのです。
 
全体の誤差、驚くなかれたったの±2.5ミリ以下
工場でつくったテトラユニットを現場に運び、クレーンで持ち上げ、レーザーレベルで測りながら、一つ一つていねいに溶接していきました。下から積み上げ、頂上の部分でピタリと出合ったとき、その誤差はなんと±2.5ミリ以下という正確さでした。
 
点で支える1,000トン
建物の重量は全体で1,000トン。この重みを柱や梁を使わずに、6つのポイントでガッチリ支えています。
 
 
さあご覧ください
万国博の魅力のすべてが
ここにあります

待ちに待った万国博。あなたはこの会場に、どんな期待を胸にお出かけになりましたか。色とりどりの建物をご覧になること?それとも、すごい迫力の新しい映像?あるいは夜の照明のみごとさをご覧になるためでしょうか。
じつはこの東芝IHI館。万国博のあらゆる楽しみがひとつになった、それはもうすばらしい体験ができるパビリオンなのです。
 

若者の広場・語り合いの広場
広場全体は5メートルの台地。
斜面にはクローバー。花こ
とばは希望。

世界一500人乗りの
昇降回転客席

下から見上げると、まるで空
飛ぶ円盤。3ヵ所のシェル
ターつきプラットホームから
乗り込む。
 

柱が1本もない空中劇場
グローバルビジョン

夜はライトに照らされて赤く
いきづく。

 
ドキュメンタリー・ミュー
ジカル「光と人間たち

ものすごい迫力と感動の嵐。
あなたを圧倒する18分間の
映画。

かがやく「光の公園」
かずかずの華麗な展示物が、
まぶしくかがやいている。

世界最大、360度、9面
マルチスクリーン

頭上に張りめぐらされる
630m2

 
直径20メートルもある
大噴水

美しい緑・青・水色の光に照
らされた“水花”が咲きみだ
れる。

高さ55メートル
テトラのシンボルタワー

しかも、天空3,000メートル
を照らす5kwキセノン灯。
会場のどこからでも、よく
見える。
 
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