<日本万国博覧会> | ||
パビリオン(アジア) | パビリオン一覧 |
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韓国館(より深い理解と友情)
国宝級の陶磁器など、日本との文化交流を中心にした文化遺産の展示と産業の発達を紹介する。ロビーでは民族舞踊も演じられる。
国府館(中国の伝統と進歩)
紙、印刷術、磁器、絹などの発明や古い書画、工芸品を展示する。経済の発展も示す。全島のパノラマもなかなかなものである。
マレーシア館(マレーシア国民、その躍進と潜在力)
アルミメッキの彫刻「インダストリアル・スコープ」が展示の目玉である。伝統芸能も演じられる。
インドネシア館(多様性のなかの統一)
歴史を伝統的服装や仮面で表現する。美人で有名なバリ島のケチャックダンスも演じられる。
働く国民の姿をはじめ、芸術、産業の紹介が中心である。野外ステージでは、美しい民族衣装のショーや舞踊を鑑賞できる。
タイの国立美術館から出展された国宝をはじめ文化的遺産や社会、経済の発展を展示する。タイシルクなど特産品の売店も出る。
シンガポール館(庭園都市− シンガポール)
三千平方メートルの敷地の熱帯植物園が見ものである。ワニや珍しい熱帯魚もいる。展示館の中には、ろうけつ染壁画の神秘な芸術などが展示される。
ビルマ館(文化遺産と近代化への歩み)
ルビー、サファイア、ヒスイなどビルマの各種宝石が“目玉商品”といえる。竜王船の形をした展示館自体も芸術品といえる。
インド館(「人類の進歩と調和」に対するインドの貢献)
国外不出の芸術品のほか巨大なダム、重工業、化学、繊維工場などの模型、写真などを展示する。白いトラもやってくる予定である。
セイロン館(伝統と進歩)
仏教国らしい展示だが、巨大なブルーサファイアなどの宝石も見もの。百個あまりの八角ちょうちんは見事のひとことである。
RCD(トルコ・イラン・パキスタン)館(RCDの役割と発展、トルコ:トルコの歴史的な富と新しいトルコ人、イラン:2500年にわたる人間関係、パキスタン:中東と極東を結ぶパキスタン古代文明)
共同開発を進めている三国が、生活や文化、工業の発展などを展示する。美術展示ホールでは週または月ごとに内容をかえ、屋外劇場で伝統音楽、舞踊を上演する。
サウジアラビア館(調和の中の進歩)
回教のすべてを展示する。三面スクリーンに聖地メッカの模様なども展示する。石油国で不毛の砂漠に挑戦する姿は感動的である。
クウェート館(進歩・調和・伝統)
石油国として発展するクウェートの姿を展示する。池には昔の貿易船の複製帆船を展示する。超富裕国で福祉国家でもある姿も紹介する。
アブダビ館(アブダビの過去、現在、未来)
漁村や真珠とりの光景、石油工業の進歩による近代化を写真、パネルなどで展示する。観客のオアシスにしたいとの狙いである。
第2B地域 |
第3地域 |
第4地域 |
キプロス館(人類の進歩と調和) 国際共同館第2B地域。
古い島国だけに展示も先史時代から行われる。古美術が見ものである。キプロス人の多人種社会も物語られる。
ラオス館(家族、宗教、生活、文化および経済発展) 国際共同館第3地域。
伝統建築バットシサケット宗教文庫をそのまま模して建てられた展示館それ自体が芸術品である。
カンボジア館(カンボジアの近代農業) 国際共同館第3地域。
アンコールワットやアンコールトムの遺跡を写真中心に展示する。淡水漁業や農業も写真などで紹介する。
ネパール館(調和のなかの平和的な進歩) 国際共同館第3地域。
ヒマラヤの大パノラマ写真、工芸品、民具などを展示する。館内に陰イオンの空気が送りこまれる。
アフガニスタン館(進歩と平和と友達) 国際共同館第3地域。
“東西文明の十字路”としての特性を写真などで紹介する。
南ベトナム館(自由世界の諸国との調和を保つベトナム共和国の過去と現在と未来の発展) 国際共同館第4地域。
展示は天然資源中心だが、戦火にめげずに働く農民の姿、女性のアオザイ姿も写真などで展示する。
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週刊朝日(臨時増刊号)1970.2.25より
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