Web技術実習 | |
次へ〔2.ネチケットとネット犯罪〕 目次 |
1-1 データの基本単位
コンピュータが扱えるデータは、電気のONとOFFの2通りの状態である。一般にONの状態を1、OFFの状態を0として表す。この最小の単位をビット(bit)と呼ぶ。
8ビットを一つの単位として、これを1バイトと呼ぶ。
2進数 | 0 | 1 | 10 | 11 | 100 | 101 | 110 | 111 | 1000 | 1001 | 1010 | 1011 | 1100 | 1101 | 1110 | 1111 | 10000 |
10進数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
16進数 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | 10 |
4ビット=24=16通り、 8ビット=28=256通り=1バイト
1kB(キロバイト)=1024バイト=210
1MB(メガバイト)=1024kB=1024×1024=1048576=220
1-2 コンピュータの5大機能
コンピュータの機能は大きく分けること、「入力機能」、「出力機能」、「記憶機能」、「演算機能」、「制御機能」の5つに分類でき、これらをコンピュータの5大機能という。
制御装置と演算装置を合わせて中央処理装置(CPU)と呼ぶ。さらに、主記憶装置(メモリ)を加えて処理装置と呼ぶ。
補助記憶装置には、ハードディスクやCDドライブなどがある。
1-3 ディスプレイ
- CRTディスプレイ
- ブラウン管を利用したディスプレイである。価格は安いが、消費電力が大きい。
- LCDディスプレイ
- 液晶をガラス板にはさんで後方から光を当てて表示するディスプレイである。価格は割高であるが、消費電力が小さい。
1-4 ディスプレイの色数
ディスプレイの色は、光の三原色(赤・緑・青)の組み合わせでできている。それぞれの色の強さを変えて多くの色数を表示している。
例 8ビットカラー ⇒ 28=256色
例 24ビットカラー(フルカラー)
⇒ 256(赤)×256(緑)×256(青)=16777216色
1-5 ディスプレイの解像度
ディスプレイは縦横に並ぶ点の集まりで表示されている。この点の数を解像度といいディスプレイの性能を表すものの一つである。一般に横640ドット×縦480ドットなどと表記する。
呼び方 解像度(横ドット数×縦ドット数) VGA 640×480 SVGA 800×600, 1024×768, 1280×1024, 1600×1200 XGA 1024×768 SXGA 1280×1024
1-6 ソフトウェア
ソフトウェアとは、狭い意味でプログラムと同じである。プログラムは、コンピュータを動作させる手順・命令をコンピュータが理解できる形で記述したものである。広い意味では、プログラム以外のデータを含めたものである。
ソフトウェアは、大きく分けると「基本ソフトウェア」と「応用ソフトウェア」に分けられる。明確な区分はないが、これらの中間に位置する「ミドルウェア」と呼ばれるものもある。
種 類 説 明 基本ソフトウェア OS(Operating System) コンピュータのハード・ソフトの管理、ユーザの操作環境の提供などを行う。 言語プロセッサ プログラムをコンピュータに理解できる形にする。 ミドルウェア ツールやユーティリティと呼ばれることもある。 応用ソフトウェア
(アプリケーションソフトウェア)ワープロや表計算などの実務的な目的に利用される。 日本語入力システム 漢字変換をするもの。IME(Input Method Editor)と呼ばれる。
次へ〔2.ネチケットとネット犯罪〕 目次 | ||
Web技術実習 | Copyright © 2006,2007 Hiroshi Masuda |