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8. Webサイトとリンク □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□

 トップページからたどっていける“ひとまとまり”の関連するWebページの集まりを「Webサイト」といい、Webページをたどっていく仕組みを「リンク(ハイパーリンク)」という。 ここでは、Webサイトとリンクについて学習する。

8-1 Webサイト

サイトの図 サイト(site)とは、複数のWebページがリンクされ、ひとまとまりに公開されているWebページ群のこと、また、それらのWebページ群が置かれているインターネット上での場所のことである。Webサイトとも呼ばれ、Webサイト内のWebページはリンクによって相互に行き来ができるようになっている。

実習5 課題用WebサイトのトップページをHPBで作成する。ファイル名は「index.htm」とする。

実習5の例

 操作1 新しいページを準備する。タイトルを「Web技術実習」とする。

 操作2 文字を入力する。
  行末で[Shift]+[Enter]を押す。別の段落(<P>)となる。

・位置揃えの設定

 操作3 1つ目の段落は<H1>タグの見出し文字とし、位置揃えは中央揃えとする。同じようにして、2つ目の段落は<H2>タグの見出し文字とし、位置揃えは中央揃えとする。
 位置揃えを設定したい段落に移動して、メニューバーから次のように選択する。

[書式(O)] → [位置揃え(A)] → 選択
 位置揃えは、タグの属性として設定される。 <H1 align="center"> ・・・ </H1>
   左揃え→ align="left"  右揃え→ align="right"

・リストの設定

 操作4 3つ目の段落に対して、リストを設定する。
 リストを設定する範囲「フォントのサンプル」から「フォント装飾のサンプル2」までの4行をドラッグで範囲指定する。メニューバーから次のように選択する。

[挿入(I)] → [リスト(S)] → [番号なしリスト(B)]
 字下げされて、各行の先頭に中点(・)が付けられる。
 リストのタグは、リスト範囲を表す <UL> と各リスト項目を表す <LI> である。[HTMLページ]で確認する。

<UL>
 <LI><A href="moji1.htm">フォントのサンプル</A>
 <LI><A href="moji2.htm">フォントサイズのサンプル</A>
 <LI><A href="moji3.htm">フォント装飾のサンプル</A>
 <LI><A href="moji4.htm">フォント装飾のサンプル2</A>
</UL>

 操作5 ファイルを保存する。

 操作6 Webブラウザを起動して、ファイルindex.htmを閲覧する。

 

用語解説
トップページ (top page)
 Webサイトの入り口(表紙)となるWebページである。ホームページとも呼ばれる。一般的に、トップページのファイル名はindex.htm(index.html)とされることが多い。

 

8-2 HPBのサイト

 HPBはコンピュータ内にWebサイトと同じようなサイトを作成し、サイト内のWebページなどを管理することができる。インターネット(ネットワーク)への接続に関係なく、使用しているコンピュータの中に作成する。

 

実習6 課題用のサイトをHPBで作成する。
  前の課題index.htmが作成されていること。

 操作1 メニューバーから次のように選択する。

[サイト(S)] → [サイトの新規作成(N)...]
 サイト新規作成のダイアログが表示される。[サイト名(N)]に「Web」と入力し、[次へ(N)]ボタンをクリックする。
サイト新規作成のダイアログ
 ここで入力するサイト名はHPB管理用に使用するものであるから、漢字でもかまわない。

 操作 トップページを選択する。

 操作3 サイトの詳細設定で画像ファイルの保存場所を設定する。

 操作4 設定が終わったので、[完了]ボタンをクリックする。
   [○転送時に転送設定をする(L)]にチェックが入っていること。
サイト新規作成のダイアログ3

 

サイトビュー サイトを作成すると、左図(ウィンドウの左側)のようになる。
 サイト名が表示され、その下の[サイト]タブをクリックする。[リンク]ボタンの下にこのサイトに属するWebページなどがリストで表示される。この場所を「サイトビュー」という。今は、index.htm一つだけである。

※ HPBを起動したとき、作成済みのサイトを開くには、メニューバーから次のように選択する。
[サイト(S)] → [サイトを開く(O)...]

 

8-3 リンク

 Webページに埋め込まれた、ほかのWebページや画像データの位置情報のことをハイパーリンク(hyperlink)またはリンク(link)という。埋め込まれたリンクをクリックすることで別のWebページに切り替わる。
 リンクのタグは <A> である。このタグに位置情報を属性として設定する。

 <A href="sample1.htm">フォントのサンプル</A>
 <A> と </A> にはさまれた文字「フォントのサンプル」をクリックすると、属性 href で指定されたファイル(Webページsample1.htm)に表示が切り替わる。
 Aはanchor、hrefはhyperlink referenceの略。

 

実習7 リンクを設定する。
 HPBは「Web技術実習」のサイトを開いておくこと。
 次の課題Webページが作成されていること。( )内はWebページのタイトルである。
 index.htm (Web技術実習)リンクのイメージ
 moji1.htm (フォントのサンプル)
 moji2.htm (フォントサイズのサンプル)
 moji3.htm (フォント装飾のサンプル)
 moji4.htm (フォント装飾のサンプル2)

 操作1 サイトビューの「トップページ(/index.htm)」を右クリックして表示されるメニューから[編集(E)]をクリックして、トップページを表示する。

・リンクの設定

 操作2 リスト部分の「フォントのサンプル」をドラッグして範囲指定する。
  メニューバーから次のように選択する。

[挿入(I)] → [リンク(L)...]
属性のダイアログ 属性 ダイアログの[参照(B)...]ボタンをクリックして、ファイルmoji1.htmを選択する。選択したファイル名は「file:///x:/xxxxx/moji1.htm」のように表示されるが、このままでよいので[OK]ボタンをクリックする。
 リンクが設定された部分は、青色の文字で下線が付く(通常の設定の場合)。
 同じようにして、リストの2〜4行目にもリンクを設定する。
  「フォントサイズのサンプル」 ←←← moji2.htm
  「フォント装飾のサンプル」 ←←← moji3.htm
  「フォント装飾のサンプル2」 ←←← moji4.htm
 リンクの解除 … リンクポイントを右クリックして、メニューから[リンクの解除(R)]を選択する。

 操作3 ファイルを保存する。
  サイトビューにリンクを設定したファイルmoji1.htm, moji2.htm, moji3.htm, moji4.htmが表示される。

 操作4 Webブラウザを起動して、ファイルindex.htmを閲覧する。
  リンクをクリックして、Webページが切り替わるか確認する。
  切り替わったWebページからこのトップページへ戻るリンクがないので、Webブラウザの[戻る]ボタンを使う。

 操作5 サイトビューの「moji1.htm」を右クリックして表示されるメニューから[編集(E)]をクリックして、ページを表示する。

 操作6 トップページに戻るリンクを設定する。

 操作7 Webブラウザの更新ボタンをクリックして再表示させ、リンクの確認をする。

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