Web技術実習
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９． ファイル転送(FTP) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□■

　「５．Webページの公開と閲覧」で学習したように、Webサイト（ページ）を公開するには、インターネット上に接続されているWebサーバの決められた場所（ディスクスペース）にWebページをアップロードする必要がある。
　ここでは、HPBを使ってWebページをWebサーバにアップロードする方法について学習する。

9-1 アップロード

　Webページを公開（アップロード）する方法は、サービス業者によっても異なるが、代表的なものとして次の2つ方法がある。

1. 　アップロード専用のWebページからアップロードする。
   ・アップロードするWebページ（ファイル）を一つずつ選択する必要がある。
   ・インターネットにアクセスできればどこからでもアップロードできる。
2. 　ファイル転送プロトコル(FTP)を利用してアップロードする。
   ・アップロードするWebページを複数、またはフォルダごと選択できる。
   ・FTPサーバにログオンする必要がある。

9-2 ファイル転送(FTP)

　FTP(File Transfer Protocol)とは、インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークでファイルを転送するときに使われるプロトコル（通信手順）である。
　FTPサーバに対してログインして、ファイルを転送する。したがって、アカウント(account)とパスワードが必要になる。アカウントとは、コンピュータやネットワーク上の資源を利用する際に必要となるユーザIDのことである。
　FTPによるファイル転送には次の3つの方法がある。

1. 　コマンドプロンプトでftpコマンドを使用する。
   ftpコマンドはWindowsに標準でインストールされている。
2. 　FTP専用のソフトウェアを使用する。
   フリーソフトウェアとしていろいろなものが公開されている。
3. ホームページ作成ソフト（ホームページビルダーなど）を使用する。
   サイトの転送機能を使用する。更新されたファイルだけを転送する機能がある。

9-3 Webサーバ（実習用）

　Web技術実習の授業用にWebサーバを用意した。概要は次の通りである。

実習8　ホームページ作成ソフト(HPB)を使って、サイトのWebページをすべてをアップロードする。
HPBでサイトが作成されて、「Web」のサイトが開かれていること。
「Web」のサイトがないときは、実習６ を行ってからこの実習をすること。

・転送の設定

　操作１　メニューバーから次のように選択する。

［サイト(S)］　→　［転送設定(U)］　→　［転送設定の新規作成(N)...］

　転送設定の新規作成のダイアログが表示される。［名前(E)］に「Web」と入力し、［次へ(N)］ボタンをクリックする。
　ここで入力する名前はHPB管理用に使用するものであるから、漢字でもかまわない。

　操作２　サーバの設定をする。

①　［プロバイダの選択(E)］には、リストから「その他」を選択する。
②　［FTPサーバ名(S)］、［FTPアカウント名(U)］、［FTPパスワード(P)］には、次のように入力し、［次へ(N)］ボタンをクリックする。

FTPサーバ
FTPアカウント名
FTPパスワード

　操作３　［転送先フォルダ(F)］には何も入力しないで、［完了］ボタンをクリックする。

・サイトの転送

　操作４　メニューバーから次のように選択する。

［サイト(S)］　→　［サイト転送(S)］

　ページ／サイト転送のダイアログが表示される。設定した「Web」が選択されているので、［次へ(N)］ボタンをクリックする。

　操作５　転送するファイルの数や転送設定が表示されるが、変更の必要はないので［完了］ボタンをクリックする。

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