Web技術実習
	戻る〔２５．Webサイトの構成〕　次へ〔２７．ナビゲーションメニュー�T〕　目次

２６． Webプログラミング □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■□■□

　プログラミングとは、プログラムを作成することである。プログラムとは、コンピュータに指示する計算や仕事の手順のことである。コンピュータに対する指示は、特定のプログラミング言語を使って記述する。代表的なプログラミング言語にはC言語、C++言語、BASIC、JAVAなどがある。
　Webプログラミングとは、Webの技術をベースにしたプログラミングのことで、WebブラウザやWebサーバで動作するプログラムである。

26-1 サーバサイド方式

　サーバにあるプログラムをサーバで実行し、結果だけをクライアントに返す方式である。
　この方式を実現する技術の一つにCGI(Common Gateway Interface)がある。

　主なプログラミング言語に、C言語、Perl、Ruby、PHP、Javaなどがある。
　サーバの機能を使うことができ、チャットや掲示板、データベースとの連携（ショッピング、オークション、アンケート集計、検索サイト）などのプログラミングが行える。

26-2 クライアントサイド方式

　サーバにあるプログラムをクライアントに転送（ダウンロード）し、クライアントで実行する方式である。
　プログラムは、Webページに埋め込まれている場合もある。

　主なプログラミング言語に、JavaScript言語、VB Script、Javaアプレットなどがある。

26-3 スクリプト

　コンピュータは1と0で作られた「機械語」と呼ばれる言語しか理解（実行）できない。一般にプログラムは英単語や略語で命令が作られており、そのままではコンピュータには理解できない。
　プログラミング言語には、プログラム（ソースプログラムという）を一度に機械語に変換する「コンパイラ型」と、命令を一つずつ実行する「インタプリタ型」とがある。スクリプト(Script)はインタプリタ型に入り、クライアントサイド方式のプログラミングに利用される。

26-4 JavaScript

　JavaScriptのプログラムは、Webページ内に埋め込む（書き込む）方法と別のファイルとして用意する方法がある。

実習２３　JavaScriptを使ってWebページを作成する。
　HPBは「Web」のサイトを開いておくこと。
　ファイル名は「js.htm」とする。ページのタイトルは「JavaScriptのサンプル」とする。

・Webページ内

　操作１　メニューバーから次のように選択する。スクリプトのダイアログが表示される。

［挿入(I)］　→　［その他(A)］　→　［スクリプト(R)...］

　操作２　表示されたダイアログの図の※1の部分にプログラムを入力する。

�@　"<!--" から "//-->"の間にある "//" で始まる5行を消す。
�A　次のプログラムを入力して、[OK]ボタンをクリックする。
　　　　document.write("はじめてのjavascript");

<SCRIPT language="JavaScript"> <!--　　　　　　←※ document.write("はじめてのjavascript"); //-->　　　　　←※ </SCRIPT> 　<SCRIPT>タグでスクリプトのプログラムをはさむ。2, 4行目（※印）の「<!-」から「-->」まではHTMLのコメントの範囲である。同じく、4行目（※印）の「//」はJavaScriptのコメント行である。 　新しいHTMLの規格では<SCRIPT type="text/javascript">と書くようになる。

・Webページ外

　操作４　メモ帳を起動して、次のプログラムを入力する。

document.write("二つ目のjavascript");

　操作５　データの保存場所にファイル名betsu.jsで保存する。

　操作６　HPBのメニューバーから次のように選択する。スクリプトのダイアログが表示される。

［挿入(I)］　→　［その他(A)］　→　［スクリプト(R)...］

　操作７　表示されたスクリプトの外部ファイルを指定(F)にチェックを入れ、［参照(S)...］をクリックして、メモ帳で作成したbetsu.jsを選択する。
　HTMLソースは「<SCRIPT language="JavaScript" src="betsu.js"></SCRIPT>」となる。

　操作８　上書き保存し、Webブラウザの更新ボタンをクリックして確認する。

　操作９　サイト「Web」のWebページとして、リンクを設定する

index.htm （トップページ）

�@　「フレームメニュー」」の次の行に「JavaScriptのサンプル」と文字を入力する。
�A　文字「JavaScriptのサンプル」をドラッグして選択して「js.htm」にリンクを設定し、上書き保存する。

js.htm

�@　1行目に段落を挿入し、「トップページへ戻る」と文字を入力する。
�A　文字「トップページへ戻る」をドラッグで範囲指定して「index.htm」にリンクを設定し、上書き保存する。

　Webブラウザでは、次のように表示される。

はじめてのjavascript二つ目のjavascript

戻る〔２５．Webサイトの構成〕　次へ〔２７．ナビゲーションメニュー�T〕　目次
Web技術実習	Copyright © 2006,2007 Hiroshi Masuda