ロゴ  Web技術実習
戻る〔28.フォーム〕 次へ〔30.クッキー 〕 目次  

29. ナビゲーションメニューU □□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■□■

 ナビゲーションメニューTでも、スクリプト(Javascript)と組み合わせた「ロールオーバー形式」や「プルダウン形式」を見てきたが、さらにフォームとスクリプトの連携したメニューなどを学習する。

29-1 リストボックスでメニュー

 項目の値として、リンク先のURLを設定する。スクリプトのlocation.hrefでリンク先に移動する。オプションメニューでも同じように利用することができる。

実習28
 リストボックスでメニューのWebページを作成する。
 HPBは「Web」のサイトを開いておくこと。
 ファイル名は「menu2.htm」とする。ページのタイトルは「メニュー2」とする。


Web技術実習 課題作品

※※ サンプルのWebページなので、動作は保証されない。 ※※


 操作1 「Web技術実習 課題作品」と入力して、見出し<H2>に設定し、中央揃えにする。

 操作2 フォームを配置する。フォームの属性のダイアログで、[名前(N)]に「mymenu」と入力して、[OK]ボタンをクリックする。

 操作3 リストボックスを配置する。属性のダイアログで、[名前(N)]に「menu」、[行数(W)]に「3」を入力する。[項目(I)]と[値(V)]には次のデータを設定する。

[項目(I)] [値(V)]
フォント
画像と文字
表(テーブル)
Webセーフカラー
moji1.htm
gazou1.htm
hyou1.htm
iro1.htm
フォントサイズ
フォント装飾
フォント装飾2
色相・明度・彩度
色のイメージ
色相環で配色
そのほかの配色
moji2.htm
moji3.htm
moji4.htm
iro2.htm
iro3.htm
iro4.htm
iro5.htm
 最後に、選択肢のリストの先頭にある「フォント」をクリックして、[OK]ボタンをクリックする。

 操作4 リストボックスの右側に全角の空白文字を1つ入力する。

 操作5 プッシュボタンを配置して、イベントのスクリプトを設定する。

@ [入力部品]のツールボックスから、[SUB]または[RES]のアイコンをクリックする。
A 属性のダイアログで、[名前(N)]に「go」、[ボタンに表示するラベル(L)]に「GO」と入力する。
B ボタンの種類は[プッシュボタン(P)]をチェックする。
C [イベント(E)]ボタンをクリックする。
D イベントの編集のダイアログで、[イベント(V)]のリストから「OnClick」をクリックし、[スクリプト(R)]に次のスクリプトを入力する。
    location.href = document.mymenu.menu.value;
E [登録(A)]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックする。

 操作6 保存して、Webブラウザでスクリプトの確認をする。

 リストから項目を一つ選択(クリック)して GO ボタンをクリックすると、Webページがリンク先に変わる。元のWebページに戻るにはWebブラウザの戻るボタンをクリックする。

◆ スクリプトで、location.href にリンク先のURLを設定すると、そのリンク先に移動する。
◆ リストボックスの代わりにオプションメニューを使っても同じようにメニューを作ることができる。
◆  GO ボタンを作らずに、項目をクリックするとリンク先に変わるようにするには、次のようにする。

@ 選択肢のリストの先頭に1つ項目を追加する。[項目(I)]は「選択してください」、[値(V)]はなしにする。この項目を初期選択状態にする。
A [イベント(E)...]ボタンをクリックして、イベントの編集のダイアログで、[イベント(V)]のリストから「OnChange」をクリックし、[スクリプト(R)]に次のスクリプトを入力する。
    location.href = document.mymenu.menu.value;

 操作7 サイト「Web」のWebページとして、リンクを設定する。

index.htm (トップページ)
@ 「会員登録」の次の行に「メニュー2」と文字を入力する。
A 文字「メニュー2」をドラッグして選択して「menu2.htm」にリンクを設定し、上書き保存する。
menu2.htm
@ 見出しの次に段落を挿入し、「トップページへ戻る」と文字を入力する。
A 文字「トップページへ戻る」をドラッグで範囲指定して「index.htm」にリンクを設定し、上書き保存する。

Web技術実習 課題作品

※※ サンプルのWebページなので、動作は保証されない。 ※※


 

29-2 別ウィンドウで開く

 選択したリンク先のWebページを別のウィンドウ、すなわちもう一つ別にWebブラウザを起動して表示させる。
 リンクのタグを設定するときに、属性のダイアログで[ターゲット(T)]に「新しいウィンドウ」を設定すると、そのリンク先のWebページは別のWebブラウザで表示される。

  <A href="moji1.htm" target="_blank">

 ここでは、スクリプトのwindow.openを使って新しくWebブラウザを開く。

実習29 別ウィンドウでリンク先のWebページを表示するWebページを作成する。
 HPBは「Web」のサイトを開いておくこと。
 Webページは「index.htm」を開いておくこと。

・新しくWebブラウザを開く

 操作1 「メニュー2」の次の行に「別ウィンドウ1」と文字を入力し、リンクを設定する。

@ 属性のダイアログの[ファイルへ]タブで、[ファイル名(N)]に「#」を入力する。
A [イベント(E)...]ボタンをクリックして、イベントの編集のダイアログで、[イベント(V)]のリストから「OnClick」を選択し、[スクリプト(R)]に次のスクリプトを入力する。
    window.open("moji1.htm");
B [登録(A)]ボタン、[OK]ボタンをクリックしていき、ダイアログをすべて閉じる。

 操作2 「別ウィンドウ1」の次の行に「別ウィンドウ2」と文字を入力し、前の操作と同じようにしてリンクを設定する。

window.open("iro1.htm");

 操作3 上書き保存して、Webブラウザでリンクの確認をする。

 リンクをクリックすると、新しくWebブラウザが開いてWebページが表示される。クリックした回数だけWebブラウザが開くので注意すること。

・Webブラウザを指定(名前を付ける)

 操作4 「別ウィンドウ1」に設定したリンクの属性のダイアログを表示して、[イベント(E)...]ボタンをクリックする。

 操作5 登録されているイベントを選択して、次のように[スクリプト(R)]のスクリプトを変更する。

window.open("moji1.htm", "sub");
 [置換(P)]ボタン、[OK]ボタンをクリックしていき、ダイアログをすべて閉じる。

 操作6 前の操作と同じようにして、「別ウィンドウ2」のスクリプトを変更する。

window.open("iro1.htm", "sub");
 [置換(P)]ボタン、[OK]ボタンをクリックしていき、ダイアログをすべて閉じる。

 操作7 上書き保存して、Webブラウザでリンクの確認をする。

 リンクをクリックすると、新しくWebブラウザが開いてWebページが表示される。ただし、何回クリックしても一つのWebブラウザが開くだけである。

・Webブラウザのサイズを指定

 操作8 「別ウィンドウ2」の次の行に「別ウィンドウ3」と文字を入力し、同じようにしてリンクを設定する。

window.open("moji2.htm", "sub", "width=250, height=300, scrollbars=yes");

 操作9 上書き保存して、Webブラウザでリンクの確認をする。

 リンクをクリックすると、新しくWebブラウザが幅250ピクセル、高さ300ピクセルで開いてWebページが表示される。
 新しく開いたWebブラウザには、メニューバーもツールボタンもないはずである。


◆window.openのまとめ

window.open(URL, ウィンドウ名, オプション);
主なオプション 説明
width
height
=ピクセル
=ピクセル
ウィンドウ内側の幅
ウィンドウ内側の高さ
left
top
=ピクセル
=ピクセル
デスクトップ上の表示位置のx座標
デスクトップ上の表示位置のy座標
titlebar
menubar
toolbar
location
directories
scrollbars
status
=yes|no
=yes|no
=yes|no
=yes|no
=yes|no
=yes|no
=yes|no
@ タイトルバーの表示/非表示
A メニューバーの表示/非表示
B ツールバーの表示/非表示
C アドレスバーの表示/非表示
D リンクの表示/非表示
E スクロールバーの表示/非表示
F ステイタスバーの表示/非表示
fullscreen
resizable
=yes|no
=yes|no
フルスクリーンモードで開く
ウィンドウサイズの変更可/変更不可
 値は、yes|noの代わりに、1|0でもよい。


Microsoft Intenet Explorer version 6


  戻る〔28.フォーム〕 次へ〔30.クッキー 〕 目次 ロゴ
 Web技術実習 Copyright © 2006,2007 Hiroshi Masuda  
inserted by FC2 system