課題プリント19 マルチメディア実習

○論理演算の真理値表

論理積(AND) 論理和(OR) 排他的論理和(XOR)
A  B
0  0
0  1
1  0
1  1



A  B
0  0
0  1
1  0
1  1



A  B
0  0
0  1
1  0
1  1



Y=A・B Y=A+B Y=AB


○ハミング符号の作り方

 データビット数が4ビット、冗長(ジョウチョウ)ビット数が3ビットで考える。

  7  6  5       4 3 2 1 0
冗長ビット データビット

 位置情報の排他的論理和が0であれば、データに誤りはない。すなわち、データビットの位置情報の排他的論理和が0になるように冗長ビットの位置情報を選択して、冗長ビットを決定する。

ビット位置 ビット位置識別情報  



001
010
011
100
データ
ビット


101
110
111
冗長
ビット

 冗長ビットの組み合わせとその排他的論理和は、次の通りである。

5=101
6=110
7=111
5と6=101110=011
5と7=101111=010
6と7=110111=001
5と6と7=101110111=100

 例えば、データビットが「0101」のとき、1のビットは1番目と3番目なので位置情報は「001(=1)」と「011(=3)」である。これらの排他的論理和は「010」となる。この「010」と「X」の排他的論理和が0になるような「X」は、「010」である。「010」になる冗長ビットの組み合わせは上の計算から5と7となるので、冗長ビットは「101」となる。できあがった冗長ビットとデータビットをつなぎ合わせてできる「101 0101」がハミング符号である。
 「1010101」の確認 → 7,5,3,1ビット目が1であるから、111101011001=0となるので誤りはない。

 次の表の空欄を埋めよ。

データビット データビットの位置情報 XOR ビット位置 冗長ビット
0 0000       000
1 0001 001 001 6,7 110
2 0010 010 010 5,7
3 0011 001 010 011
4 0100 011
5 0101 011 001
6 0110 011 010
7 0111 011 010 001 000
8 1000 100 100
9 1001
10 1010
11 1011
12 1100 100
13 1101 100
14 1110 100
15 1111 100


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