実習課題9(画像データ3) | マルチメディア実習 |
画像の加工などで使われるフォトレタッチ・ソフトウェアについて実習する。
◇ フィルタ
画像にフィルタをかけることでいろいろな自動画像処理が可能となる。
操作 1 「GIMPPortable」フォルダの中にあるGIMPPortable(フリーソフト)を起動する。
操作 2 次のようにメニューバーからsample1.bmpを開く。
[ファイル(F)] → [開く(O)...]
操作 3 画像にガウシアンぼかしのフィルタをかける。次のようにメニューバーから選択する。
[フィルタ(R)] → [ガウシアンぼかし(G)...]
操作 4 画像を元に戻す。次のようにメニューバーから選択する。
[編集(E)] → [xxxxx を元に戻す(U)]
「ツールボックス」から【矩形選択】を使って、画像の一部分を選択してからフィルタをかけると、選択した部分だけが処理される。
ほかにもフィルタがたくさん用意されているので試してみよ。
◇ 色合い
全体の色合いを変更することができる。
操作 5 sample1.bmpを開く。
操作 6 セピア色の画像にする。次のようにメニューバーから選択する。
[色(C)] → [カラーバランス(B)...]
色レベルの調整で、シアン(赤)を100、マゼンタ(緑)とイエロー(青)を-50にする。
確認後、[キャンセル]ボタンをクリックする。
操作 7 白黒の画像にする。次のようにメニューバーから選択する。
[色(C)] → [脱色(D)...]
確認後、[キャンセル]ボタンをクリックする。
ほかにも色合いを変更するメニューがたくさん用意されているので試してみよ。
◇ レイヤー
複数の透明フィルムに画像を描き重ねると1枚の画像に見える。このときの1枚1枚の透明フィルムがレイヤーである。
sample1とsample3を合成して図のような画像を作成する。
参考:合成画像.jpg 、 合成画像.xcf
操作 8 sample1.bmpを開く。「ツールボックス」から【矩形選択】【ファジー選択】などを使って太陽の塔だけを選択して、コピーする。
操作 9 sample3.bmpを開く。メニューバーから次のように選択して、太陽の塔を別のレイヤーとして貼り付ける。
[編集(E)] → [クリップボードから生成(P)] → [レイヤー(L)]
操作 10 アクティブレイヤーを背景に変えて、山から下の画像を選択して、コピーする。
操作 11 山から下の画像を別のレイヤーとして貼り付ける。
◇ 保存
GIMP専用の形式は拡張子が"xcf"である。レイヤーごとに保存されるので、作業中の画像など箱の形式で保存する。
インターネットなどで使われるJPEG形式やGIF形式でも保存することができる。
GIMPは無料であるが、高機能なフォトレタッチである。使い方を紹介しているWebサイトがたくさんあるのでインターネットで調べることができる。また、書籍もたくさん販売されているのでそれを利用するのも良い。
フリーソフトウェア
GIMP 2.6.7(Spencer Kimball, Peter Mattis and The GIMP Development Team)
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