§２　トレース(1)

§２　トレース(1)	プログラミング実習

☆ ☆ ☆　課　題　☆ ☆ ☆

【問題２】　次のVBに関する文章の空欄を埋めよ。

　プログラムが実行される（ ① ）を追跡したり、実行されていく過程で、変数の（ ② ）の変化を調べることをトレースという。トレースには、「人間がトレースする方法」、「トレースのための（ ③ ）を追加する方法」と「VB独自の方法」がある。トレースする過程で知りたい情報は多くの場合、（ ④ ）である。変数の値を表示する命令があれば、その命令を使って表示させる。ただし、トレースが完了した後には削除する必要がある。VBでは、この命令に（ ⑤ ）や完成後に削除が不要な（ ⑥ ）という命令がある。
　プログラムをトレースすることによって、プログラムの構造や誤りを知ることができる。プログラムの誤りを（ ⑦ ）といい、この誤りを取り除くことを（ ⑧ ）という。
　VBにはトレースに便利な機能が用意されている。プログラムの実行を停止する場所を設定する（ ⑨ ）、命令を1つずつ実行する（ ⑩ ）などがある。

語群

Debug.Print、　MsgBox、　値、　順、　ステップイン、　デバッグ、　バグ、
ブレークポイント、　変数の値、　命令

解答欄（英数字は半角文字で入力すること。余分な空白は入れないこと）
　　① 　　② 　　③ 　　④ 　　⑤
　　⑥ 　　⑦ 　　⑧ 　　⑨ 　　⑩
　　　解答を入力し、［解答チェック］ボタンをクリックする。正解は　　　、不正解は　　　で表示される。

【問題３】　次のプログラム実行後、何と表示されるか答えよ。プログラムの変数は整数型で0で初期化されているものとする。

① （　５５　　　　　　　　　　） For x = 1 to 10 aaa = aaa + x Next MsgBox(aaa)	②　（　ａａ＝３０　ｂｂ＝２５　　　） For x = 1 to 5 aa = aa + x * 2 bb = bb + x * 2 - 1 Next MsgBox("aa=" & aa & " bb=" &bb)
③　（　２５　　　　　　　　　　） For x = 1 to 10 Step 2 aaa = aaa + x Next MsgBox(aaa)	④　（　３０　　　　　　　　　　　） For x = 10 to 1 Step -2 aaa = aaa + x Next MsgBox(aaa)
⑤　（　５　　　　　　　　　　　） For x = 1 to 10 aaa = aaa + x If aaa >= 15 Then Exit For End If Next MsgBox(x)	⑥　（　０　　　　　　　　　　　　） For x = 1 to 5 aaa = aaa * x Next MsgBox(aaa)
⑦　（　１２０　　　　　　　　　） aaa = 1 For x = 1 to 5 aaa = aaa * x Next MsgBox(aaa)	⑧　（　３２　　　　　　　　　　　） For x = 1 to 5 aaa = aaa * 2 Next MsgBox(aaa)

解答欄（英数字は半角文字で入力すること。余分な空白は入れないこと）
　　① 　　② 　　③ 　　④
　　⑤ 　　⑥ 　　⑦ 　　⑧
　　　解答を入力し、［解答チェック］ボタンをクリックする。正解は　　　、不正解は　　　で表示される。

【問題４】　次の設問に合うように、プログラムを完成せよ。数値の変数を宣言すると、変数の値は０で初期化されるものとする。

(1)　メッセージ「BASIC」をメッセージボックスで10回表示する。
　　Ｄｉｍ　ｎ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　ｎ　＝　０　Ｔｏ　［ ① ］
　　　　ＭｓｇＢｏｘ（”ＢＡＳＩＣ”）
　　［ ② ］

(2)　１＋２＋３＋…＋１９＋２０を計算する。
　　Ｄｉｍ　ｘ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ，　ｗ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　［ ① ］　＝　［ ② ］　Ｔｏ　［ ③ ］
　　　　ｗ　＝　ｗ　＋　ｘ
　　Ｎｅｘｔ

(3)　５＋６＋７＋…＋１４＋１５を計算する。
　　Ｄｉｍ　ｋ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ，　ｗ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　［ ① ］　＝　［ ② ］　Ｔｏ　［ ③ ］
　　　　ｗ　＝　ｗ　＋　ｋ
　　Ｎｅｘｔ

解答欄（英数字は半角文字で入力すること。余分な空白は入れないこと）
　　(1) ① 　　②
　　(2) ① 　　② 　　③
　　(3) ① 　　② 　　③
　　　解答を入力し、［解答チェック］ボタンをクリックする。正解は　　　、不正解は　　　で表示される。

(4)　１から２０までの偶数の和を計算する。
　　Ｄｉｍ　ｇ　ＡｓＩｎｔｅｇｅｒ，　ｗ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　［ ① ］
　　　　ｗ　＝　ｗ　＋　ｇ
　　Ｎｅｘｔ

(5)　５＋１０＋１５＋２０＋２５＋３０を計算する。
　　Ｄｉｍ　ｋ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ，　ｗ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　ｋ　＝　１　Ｔｏ　６
　　　　ｗ　＝　ｗ　＋　［ ① ］
　　Ｎｅｘｔ

(6)　１０から９９までの整数のうち、４５以下の整数の個数を変数ｃにカウントする。
　　Ｄｉｍ　ｎ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ，　ｃ　Ａｓ　Ｉｎｔｅｇｅｒ
　　Ｆｏｒ　［ ① ］
　　　　Ｉｆ　ｎ　＜＝　４５　Ｔｈｅｎ
　　　　　　ｃ　＝　ｃ　＋　［ ② ］
　　　　Ｅｎｄ　Ｉｆ
　　Ｎｅｘｔ

解答欄（英数字は半角文字で入力すること。余分な空白は入れないこと）
　　(4) ①
　　(5) ①
　　(6) ① 　　②
　　　解答を入力し、［解答チェック］ボタンをクリックする。正解は　　　、不正解は　　　で表示される。

ｇ＝２　Ｔｏ　２０　Ｓｔｅｐ　２　ｋ＊５　ｎ　＝　１０　Ｔｏ　９９　１

【課題３】　次のプログラムを作成せよ。　プロジェクト名：課題０３

　フォームに次のオブジェクトを重ならないように配置する。配置場所、大きさは適当でよい。
　　・テキストボックス(TextBox1, TextBox2)　　・ボタン(Button1)　　・ラベル(Label1)

Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
Dim x1 As Integer, x2 As Integer
Dim n As Integer, s As Integer = 0
x1 = val(TextBox1.Text)    '#1
x2 = val(TextBox2.Text)    '#2
For n = x1 To x2 '#3
s = s + n '#4
Next '#5
label1.text = "結果は、" & s & " です。"   '#6
End Sub '#7

【設問】実行後、TextBox1に100、TextBox2に150と入力して［Button1］ボタンをクリックしたときの結果を答えよ。
　　（　　６３７５　　　）

【設問】実行後、TextBox1に200、TextBox2に100と入力して［Button1］ボタンをクリックしたとき、実行される順番を答えよ。
　　＃１ →（　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　）→ ＃７


§２　トレース(1)	Copyright©2008,2009 Hiroshi Masuda