§7 アニメーション(2)3 | プログラミング実習 |
【5】 ウィンドウの設定
このアニメーションのプログラムではウィンドウのサイズが実行中に変更されても正しく動作する。なぜなら、ウィンドウのサイズはMe.ClientSize.HeightとMe.ClientSize.Widthで参照している。ウィンドウのサイズが変わるとこのMe.ClientSize.HeightとMe.ClientSize.Widthの値も変わるからである。
しかし、プログラム実行中にウィンドウのサイズが変更されては困るケースがある。サイズの変更を禁止する。
操作 10 実行中のウィンドウサイズ変更を禁止するため、フォームのFormBorderStyleプロパティをFixed3Dに設定する。
実行して、ウィンドウのフレーム上にマウスを移動してもマウスの形状は変わらず、サイズの変更ができない。
ただし、[最大化]ボタンと[最小化]ボタンでサイズ変更ができる。
操作 11 実行中のウィンドウサイズ変更を禁止するため、MaximizeBoxプロパティとMinimizeBoxプロパティをFalseに設定する。
タイトルバーの[最大化]ボタンと[最小化]ボタンが非表示になる。
FormBorderStyleプロパティの値
プロパティ名称 説明 Fixed3D 固定された 3D 境界線。 FixedDialog 太い固定されたダイアログ スタイルの境界線。 FixedSingle 固定された一重線の境界線。 FixedToolWindow サイズ変更できないツール ウィンドウの境界線。 None 境界線なし。 Sizable サイズ変更できる境界線。 SizableToolWindow サイズ変更できるツール ウィンドウの境界線。
※ タイトルバーには[最大化]ボタンと[最小化]ボタンの他に[閉じる]ボタンがある。
この3つのボタンをあわせてコントロールボックスといい、ControlBoxプロパティで表示、非表示の設定ができる。
ControlBox MaximizeBox MinimizeBox 状態 True True True False True/False True/False True False True True True False True False False
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