ドリル作成ツール VB6
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 計算問題などは繰り返し行うことで、すなわち反復学習によってその力がついてきます。しかし、問題作成と採点に時間がかかるのである。
 ここでは、反復学習用ドリル作成ツールを作る。どのようなドリルを作成するか、テーマは色々と考えられるが、プログラム作成にあたっては、なるべく再利用できる部分は再利用するように作成していく。
 ここでは、基数変換(2進数→10進数変換など)をテーマとする。

 1.ウィンドウデザイン等 概要

 上図(ウィンドウ)の左側で問題の種類や出題数を選択して、[作成開始]のボタンをクリックする。問題と解答が右側のテキストボックスに出力される。出力は、テキストデータ(ノーマル)、HTML形式とする。HTML形式は(表示)と(自習)の2種類ある。(表示)はブラウザで表示できるようにHTMLのタグを追加したものである。(自習)はブラウザで表示でき、解答の入力、答え合わせと正解の表示ができるようにしたものである。

  
HTML(表示)の出力例                HTML(自習)の出力例

 このプログラムで、1バイト、2バイト、実数の選択や問題(基数変換)の種類を別のものに変更し、それに対応してプログラムも変更すれば、別のドリル作成ツールができあがる。
 共通の部分は次図の @ 〜 J のオブジェクトである。

 簡単な使用方法を表示するウィンドウも用意する。Jをクリックすると開くようにする。使用方法を表示するだけなので、ダイアログを追加する。

    メニューバー  [プロジェクト(P)] → [フォームモジュールの追加(F)] →  ダイアログ を選択する。

 追加したダイアログには、次図のように使用方法を表示するテキストボックスなどを配置する。


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Copyright © 2003 Hiroshi Masuda 

 

 

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