ドリル作成ツール VB6 |
9.2つ目を作る前に
共通で利用できる部分についてはそのまま利用できるので、1から入力する必要はない。再利用の方法はいくつかあるが、その1つを示す。
(1) VisualBASICを起動し、新しいプロジェクトを用意する。
(2) メニューバーから[プロジェクト(P)] → [フォームモジュールの追加(F)]を選択する。
「フォームモジュールの追加」ダイアログが開く。ここで「既存のファイル」タブを選択して、先に作成した基数変換のフォームを選択する。追加されたフォームをプロジェクトウィンドウで確認する(右図)。
(3) Form1のサイズを基数変換のフォームと合わせ、共通部分のオブジェクトをForm1にコピーする。
コピー方法
(a)基数変換のフォームを表示して、メニューバーから[編集(E)] → [すべて選択(A)]を選択する。すべてのオブジェクトが選択状態になる。(b)次にメニューバーから[編集(E)] → [コピー(C)]を選択する。(c)Form1を表示して、メニューバーから[編集(E)] → [貼り付け(P)]を選択する。すべてのオブジェクトがコピーされる。
(4) 問題の種類の部分を新しいテーマのものにあわせて変更する。ここで注意することは、出題数設定のtxtMonSuuとvsrMonSuuオブジェクト(コントロール配列)である。必ずセットで使うこと。配列の添え字に当たるIndexプロパティを0から順に連続させることである。
(5) Form1に共通部分のプログラムをコピーする。
コメントに「(共通)」と示したプロシージャをすべてコピーする。
(6) 追加したフォームは必要なくなったので削除(解放)する。
プロジェクトウィンドウで基数変換のフォームを右クリックする。メニューから[基数変換.frmの解放(R)]を選択する。
(7) 説明表示用のダイアログ(フォーム)を追加する。
メニューバーから[プロジェクト(P)] → [フォームモジュールの追加(F)]を選択する。「フォームモジュールの追加」ダイアログが開く。ここで「既存のファイル」タブを選択して、先に作成した説明表示用のフォーム(dlgHelp)を選択する。
(8) 標準モジュールに作成した共通のプログラムを追加する。
メニューバーから[プロジェクト(P)] → [標準モジュールの追加(M)]を選択する。「標準モジュールの追加」ダイアログが開く。ここで「既存のファイル」タブを選択して、先に作成したモジュール(DrillSub.bas)を選択する。
最終的にプロジェクトウィンドウは次図のようになる。
保存するときにプロジェクトやフォーム(Form1)のファイル名を適当に変更する。また、フォーム(Form1)のオブジェクト名も変更しておく(同じオブジェクト名のフォームは追加できないため)。
それでは2つ目を作成しよう。
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