ドリル作成ツール VB6 |
合成抵抗計算ドリルUの作成
ここからは、合成抵抗計算ドリルを作成していく。共通で利用できる部分についてはそのまま利用できるので、ここでは固有の処理について説明する。
14.初期化の処理
ウィンドウのデザインは次図のとおりとした。問題の種類の部分を画像に変更しただけである。
今度は、問題に画像(回路図)が必要になる。問題表示用のオブジェクト(txtMondai)には画像が表示できないので、画像ファイル名だけを表示するようにする。ここでは、画像のはいる部分に"IMG=filename"の形で挿入する。HTML用ではこの"IMG=filename"を<IMG src="filename">というタグに変換する。
定数などを設定している。フォームの(General), (Declarations)にプログラムする。
Option Explicit Const MONMAX = 100 '最大出題数 Const SYURUI = 12 '問題の種類 Const CHOKU = 99 '抵抗の最大値
Private Sub Form_Load() '初期設定 Dim n As Integer InitComm '共通の初期化 InitUsage '使用法初期化 For n = 0 To SYURUI - 1 txtMonSuu(n).Text = "0" vsrMonSuu(n).Value = 0 vsrMonSuu(n).min = MONMAX vsrMonSuu(n).max = 0 Next n txtMondai.Left = TabStrip1.ClientLeft 'タブ内テキストボックス設定 txtMondai.Top = TabStrip1.ClientTop txtMondai.Width = TabStrip1.ClientWidth txtMondai.Height = TabStrip1.ClientHeight InitTeikou 2 '並列接続合成抵抗データ、整数値用初期化 Me.Show txtMonSuu(0).SetFocus End Sub
InitTeikouプロシージャで並列接続の合成抵抗値が整数値になる組み合わせをあらかじめ計算している。この初期化の処理は標準モジュールを追加してプログラムしている。また、フォームモジュールの追加でダイアログを追加して初期化の途中経過を表示している。この標準モジュールのプログラム(左図(A))とダイアログ(左図(B))は合成抵抗ドリルTの作成ですでに作成されていればそれらをメニューバーの[プロジェクト(P)]から追加するだけでよい。左図(C)もこれまでと同じように追加すればよい。
標準モジュールにプログラムするInitTeikou, InitR2, InitR3, InitR4プロシージャについては合成抵抗ドリルTの作成を参照のこと。
次に、InitUsageプロシージャを示す。
Private Sub InitUsage() USAGE = "=== 使い方 ===" & vbCrLf & vbCrLf USAGE = USAGE & "(1) 作成する問題の出題数を入力します。" & vbCrLf USAGE = USAGE & " 入力欄にキーボードから入力するか、横のアップダウンカウン" & vbCrLf USAGE = USAGE & " タをクリックします。" & vbCrLf USAGE = USAGE & " 出題数が0の問題は作成されません。" & vbCrLf USAGE = USAGE & vbCrLf USAGE = USAGE & "(2) [作成開始]のボタンをクリックすると問題が表示されます。" & vbCrLf USAGE = USAGE & " HTML化するには下の[HTML]のタブをクリックします。" & vbCrLf USAGE = USAGE & vbCrLf USAGE = USAGE & "(3) 保存するにはファイル名を入力して、[保存]のボタン" & vbCrLf USAGE = USAGE & " をクリックします。" & vbCrLf USAGE = USAGE & " 表示されている問題データが保存されます。" & vbCrLf USAGE = USAGE & vbCrLf USAGE = USAGE & "・各抵抗値の範囲は1〜99までです。" & vbCrLf USAGE = USAGE & "・合成値を整数または実数に限定できます。" & vbCrLf USAGE = USAGE & " 実数の場合は、四捨五入で小数以下2けたまで計算します。" & vbCrLf USAGE = USAGE & "・回路の画像は「fig回路」フォルダにあります。" End Sub
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