フォーム転送メールの変換 VB6 |
転送内容をプログラムに取り込む方法については、いったんファイルに保存してプログラムに読み込む方法、クリップボード経由で取り込む方法などが考えられる。ここでは、クリップボード経由で考えていく。
フォーム(VB)とコントロールの準備
新規フォームを用意し、プロパティを次のように設定する。
Caption … フォーム転送メールの変換、 Height … 6000、 Width
… 9000
MaxButton … False、 MinButton … False、 StartUpPosition … 2
- 画面の中央
テキスト(txtMoto)
(オブジェクト名) … txtMoto、 Height … 1455、 Left … 120、 Top
… 120、 Width … 8655
MultiLine … True、 ScrollBars … 2 - 垂直
テキスト(txtAto)
(オブジェクト名) … txtAto、 Height … 3375、 Left … 120、 Top
… 1680、 Width … 8655
MultiLine … True、 ScrollBars … 2 - 垂直
ボタン(cmdHaritsuke)
(オブジェクト名) … cmdHaritsuke、 Caption … 貼り付け
Height … 375、 Left … 120、 Top … 5160、 Width … 1215
ボタン(cmdEnd)
(オブジェクト名) … cmdEnd、 Caption … 終 了
Height … 375、 Left … 7560、 Top … 5160、 Width … 1215
上のテキストボックスに元のデータを、下のテキストボックスに変換後のデータを表示するようにする。データはクリップボードから貼り付けられるようにする。
ここで、元のデータを用意しておく。testmail.txt ←を右クリックして「対象をファイルに保存(A)...」を選択してプログラムと同じフォルダに保存する。ファイルの内容は前のページで示したものと同じものである。
終了と貼り付けの処理
終了の処理は、cmdEndボタンをクリックしたときにUnload MeとEndで終了させるだけでよい。
クリップボードからのデータの貼り付けは「テキストエディタにクリップボードを組み込む」で説明している。簡単にいうと、ClipBoardオブジェクトのGetTextメソッドで取り出せる。
・プログラムリスト
Option Explicit '宣言を強制する Private Sub cmdEnd_Click() '終了 Unload Me End End Sub Private Sub cmdHaritsuke_Click() 'クリップボードのデータをtxtMotoに貼り付ける txtMoto.Text = Clipboard.GetText End Sub Private Sub Form_Load() '2つのテキストボックスをクリアする txtMoto.Text = "" txtAto.Text = "" End Sub
Windowsのメモ帳などでファイルtestmail.txtを開き、メニューから[編集] → [すべて選択]でデータをすべて選択して、コピーする。プログラムを実行して貼り付けボタンをクリックするとテキストボックスにデータが貼り付けられればOKである。
Copyright © 2001 Hiroshi Masuda |