Webエディタの作成 VB6
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ウェブエディタの作成

 図のようにHTMLテキストを作成するエディタとHTMLテキストを表示するブラウザを組み合わせたアプリケーションを作成する。


フォームの準備

 新規フォームを用意し、プロパティを次のように設定する。

 Caption … Web Editor、   Height … 8760、   Width … 12000

 ウィンドウのサイズはおおよそ800×600のサイズに設定している。

 大きさの単位
 VisualBasicでは、大きさの単位にTwipが使われている。フォームのプロパティで設定したHeightとWidthのサイズの単位はTwipである。1Twipは、「プリンタの1ポイントの 1/20で、1,440Twipで1インチ、567Twipで1cmとなる。」と説明されている。なじみのあるドット(ピクセル)という単位に換算すると次のような関係にある。
    1Twip = 1/15ドット (15Twip = 1ドット)


コントロールの配置

 上の図でフォームの左側に配置してあるテキスト(txtFilename)、ドライブ(Drive1)、ディレクトリ(Dir1)、ファイル(File1)、コンボ(Combo1)の各オブジェクトはサイズ、位置とも固定とする。次に各オブジェクトのプロパティを示す。

 テキスト(txtFilename)
  (オブジェクト名) … txtFilename、   Text … Filename、
  Height … 270、   Left … 0、   Top … 120、   Width … 2175

 ドライブ(Drive1)
  Height … 300、   Left … 0、   Top … 480、   Width … 2175

 ディレクトリ(Dir1)
  Height … 2190、   Left … 0、   Top … 840、   Width … 2175

 ファイル(File1)
  Height … 4770、   Left … 0、   Top … 3120、   Width … 2175

 コンボ(Combo1)
  Height … 300、   Left … 0、   Top … 7920、   Width … 2175

 チェックボタン(chkDisplay)と終了のボタン(cmdEnd)を配置する。このほか、いろいろな機能を割り当てたコントロールをエディタとブラウザの上部に配置していくことにする。(位置と大きさは適当でよい)

 チェックボタン(chkDisplay)
  (オブジェクト名) … chkDisplay、   Caption … 上下表示、
  Height … 255、   Left … 2280、   Top … 120、   Width … 1095

 終了ボタン(cmdEnd)
  (オブジェクト名) … cmdEnd、   Caption … 終了、
  Height … 255、   Left … 2280、   Top … 480、   Width … 735

 次に、エディタとブラウザのコントロールを配置する。エディタにはリッチテキスト(Microsoft Rich Textbox Control)、ブラウザにはWebブラウザ(Microsoft Internet Controls)を使用する。これらのコントロールは次のようにして設定しなければ使えない。


非標準コントロールの追加

  1. メニューから[プロジェクト(P)] → [コンポーネント(O)...] の順に選択する。次のようなダイアログが表示される。

  2. リストの中からMicrosoft Rich Textbox Control 6.0 (SPn)Microsoft Internet Controls を探してチェックを入れ、OKボタンをクリックする。コントロールが追加される。

 リッチテキストボックス(RichTB)
  (オブジェクト名) … RichTB、   Height … 4095、   Left … 2280、   Top … 840、   Width … 3015
  ScrollBars … 2 - rtfVertical

 ブラウザ(WBrowser)
  (オブジェクト名) … WBrowser、  Height … 4095、  Left … 5400、   Top … 840、   Width … 3015

 次に、プログラムしやすいところから考えていこう。


終了の処理

 とりあえず終了するだけでよい。Form_QueryUnloadプロシージャは今は必要ない。

・プログラムリスト

Option Explicit    '宣言の強制

Private Sub cmdEnd_Click()
    Unload Me
End Sub

 実行して、終了ボタンをクリックするとプログラムが終了する。


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Copyright © 2001 Hiroshi Masuda 

 

 

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