§2 ファイルの処理 VB6
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 プログラムでファイルを処理する場合は、処理するファイルを指定する必要がある。ファイルを指定するにはファイル名(パス名)で行う。ファイル名によってファイルが特定できれば、次の手順でプログラムすることになる。

@ ファイルを開く − Open命令
A ファイルを読み込む/書き込む − Input, Print命令など
B ファイルを閉じる − Close命令

 処理のAは必要な回数だけ繰り返し行う。
 次にシーケンシャルファイルで処理するときの命令についてまとめておく。

ファイルを開く
Open  ファイル名  For  モード  As  #番号    (番号は1〜255)
モード Input (読み込み)、 Output (新規書き込み)、 Append (追加書き込み)

ファイルを読み込む

@ Input  #番号, 変数
A Line Input  #番号, 変数

 @は#番号のファイルから、区切り文字(改行またはコンマ)までのデータを読み込み、変数に記憶する。Aは#番号のファイルから、改行までのデータを読み込み、変数に記憶する。
 変数が複数あるとき、例えば Input #1, x1, x2, x3 のときは、#1のファイルから区切り文字までのデータを3つ読み込み、それぞれを順に x1, x2, x3に記憶する。
 

ファイルを書き込む

@ Print  #番号,  変数
A Write  #番号,  変数

 両方とも変数が記憶しているデータを#番号のファイルに出力する。Aは文字列を出力するときダブルクォーテーション(")で囲んで出力する。
 変数が複数あるとき、例えば Print(またはWrite) #1, x1, x2, x3 のとき、次のようにファイルに出力される。確認は"メモ帳"などでファイルを開いて見ることができる。

x1=10, x2=20, x3=30 のとき(変数はInteger型)
  @ Printの場合  →  10        20        30
  A Writeの場合  →  10,20,30
x1=ABC, x2=123, x3=XYZ のとき(変数はString型)
  @ Printの場合  →  ABC        123        XYZ
  A Writeの場合  →  "ABC","123","XYZ"

ファイルを閉じる

Close #番号


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Copyright © 2002 Hiroshi Masuda 

 

 

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