人に使ってもらうソフトウェア　課 題 問 題　VB6
 課題２　抵抗の計算 前へ 目次へ 次へ 

課題２
　金属の長さ(m)と断面積(m2)から抵抗を計算するソフトウェア（マニュアル、配布パッケージを含む）を制作しなさい。
　金属はアルミニウム、銀、銅、白金の4種類とし、抵抗率(Ω・m)は次のとおりとする。
　　公式　：　抵抗値 = 抵抗率(Ω・m) × 長さ(m) ÷ 断面積(m2)

　金属の種類　 　抵抗率ρ(Ω・m)　
アルミニウム 2.75×10-8
銀 1.62×10-8
銅 1.72×10-8
白金 10.6×10-8

　次に示すデザイン(図1-K-2)とプログラムを用意してあるので、これを利用（参考に）してソフトウェアを完成させなさい。

<Download>: kadai02.lzh(kadai02.vbp, kadai02.frm) 2KB
図1-K-2

・プログラムリスト

Private Sub Command1_Click()
'"計算"ボタンがクリック(Click)されたときに処理されるプロシージャ
    Dim teiko As Double     '抵抗値用
    Dim tr As Double        '抵抗率用

    If Option1.Value = True Then
        tr = 2.75 * 10 ^ -8
    ElseIf Option2.Value = True Then
        tr = 1.62 * 10 ^ -8
    ElseIf Option3.Value = True Then
        tr = 1.72 * 10 ^ -8
    ElseIf Option4.Value = True Then
        tr = 10.6 * 10 ^ -8
    End If

    teiko = tr * Val(Text1.Text) / Val(Text2.Text)  '抵抗値計算
    Text3.Text = Str(teiko)         '計算結果表示
End Sub

Private Sub Command2_Click()
'"クリア"ボタンがクリック(Click)されたときに処理されるプロシージャ
    Text1.Text = ""         '抵抗値入力エリアのクリア
    Text2.Text = ""         '抵抗値入力エリアのクリア
End Sub

Private Sub Command3_Click()
'"終了"ボタンがクリック(Click)されたときに処理されるプロシージャ
    Unload Me
    End
End Sub

Private Sub Form_Load()
'標準の設定で1番最初に実行されるプロシージャ
    Text1.Text = ""         '抵抗値入力エリアのクリア
    Text2.Text = ""         '抵抗値入力エリアのクリア
    Option1.Value = True    'オプションボタン設定
End Sub

　ソフトウェア製作にあたっては、これまで学習した次の点についても配慮すること。
　①スムースな入力作業(フォーカスの移動)、　②フォームのサイズ、　③オブジェクトの位置合わせ、　④実行時のウィンドウ、　⑤終了確認、　⑥エラー処理　　など


計算値の表示について
　抵抗値を指数、例えば1.23E3(1.23×103)のように表示することもできる。次のようにFormat関数を使用すると抵抗値を指数表現の文字列に変換する。

Text3.Text = Format(teiko, "#.##E-##")


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Copyright © 2001,2002 Hiroshi Masuda 

 

 

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