§2 モグラたたきゲームの制作 VB6
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 色の変わった(モグラが出た)ボタンをクリックすると得点が加算されるようにする。
 モグラが出たボタンと他のボタンとの違いは、BackColorプロパティの色である。モグラの色をQBColor(4)としたので、BackColorプロパティと比較して、同じであればヒットと判定する。

 ボタン(Command1)は、コントロール配列にしているので、どのボタンをクリックしてもCommand1_Clickプロシージャが呼び出される。どのボタンがクリックされたかは、引数のIndexで与えられる。つまり、クリックしたボタンの添字(番号)がIndexに入っている。


モグラたたきゲームに追加

図2-5-1

 モグラたたきゲームのプログラムを呼び出す。
 図2-5-1のようにラベル(Label1)を1個追加する。ここへ得点(ヒットの回数)を表示させる。


・プログラムリスト

Dim Tensuu As Integer    '得点用変数(#1)

Private Sub Command1_Click(Index As Integer)
    If Command1(Index).BackColor = QBColor(4) Then    'ヒットの判定
        Tensuu = Tensuu + 1        'ヒットした。得点加算。
    End If
    Label1.Caption = "得点=" & Str(Tensuu)    '得点表示
End Sub

(#1) 得点用の変数Tensuuは、Command1_Clickプロシージャ内だけで使用しているので、このプロシージャ内でStatic宣言しても良い。
 しかし、得点は、(ハイスコアーとして)ディスクに記録したり、得点によって点滅のスピードを変化させたり、他のプロシージャで使う可能性があるので、グローバル変数として(関数外で)宣言している。

 これで、一応、完成である。

 あとは、見た目を整える。色を好みのものに変える。ハイスコアーを記録できるようにする。スピードが変化するようにする。など、工夫をして欲しい。(次のページに改良について説明している。参考にどうぞ!!)


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