§1 文字列の処理 T VB6
 (2) 文字列の一部分を取り出す (Left関数とRight関数) 前へ 目次へ 次へ 
 処理の確認にはプログラムを作成することもできるが、ここでは「イミディエイト ウィンドウ」を利用する。
 イミディエイト ウィンドウの利用方法


 文字列操作関数

 Left(文字列, 文字数)
 
 文字列 の先頭(左端)から指定した文字数 分の文字列を取り出す。
 文字数は全角文字と半角文字のどちらも1文字と数える。
 Right(文字列, 文字数)
 
 文字列 の末尾(右端)から指定した文字数 分の文字列を取り出す。
 文字数は全角文字と半角文字のどちらも1文字と数える。
 文字数をバイト単位(1バイトずつ)で数えるLeftB, RightB関数もある。


例1 文字列VisualBASICの先頭から6文字取り出して表示する。
@ Left関数で文字列の先頭から6文字(Visual)を取り出し、?で表示する。
A 文字列を変数mmに記憶する。
B 変数に記憶させた文字列の先頭から6文字取り出して表示する。
C Bで変数mmの先頭から6文字取り出しても変数の内容は変わらない(Cの次行参照)。
D 変数mmの先頭から6文字取り出して変数mm2に記憶させる。E 変数mm2を表示する。
例2 文字列VisualBASICの末尾から5文字取り出して表示する。
@ Right関数で文字列の末尾から5文字(BASIC)を取り出し、?で表示する。
A 文字列を変数mmに記憶する。
B 変数に記憶させた文字列の末尾から5文字取り出して表示する。
C Bで変数mmの末尾から5文字取り出しても変数の内容は変わらない(Cの次行参照)。
D 変数mmの末尾から5文字取り出して変数mm2に記憶させる。E 変数mm2を表示する。
例3 文字列abcdeの先頭から1文字、2文字…と順に取り出して表示する。
 1行目 for n=1 to 5:? left("abcde",n):next n は次のようにプログラムを書いたのと同じである。
for n=1 to 5
    ? left("abcde",n)
next n
 取り出す文字数を変数nで指定している。
 : (コロン)は命令を区切る。実際のプログラムを書くときには、プログラムが読みにくくなるので、なるべく使わない方が良い。
例4 文字列aabbccddeeの先頭から4文字と負記号(-)と末尾から5文字を連結して表示する。
 left(mm,4)で4文字(aabb)が取り出せるので、left(mm,4)全体が"aabb"であるとイメージすると良い。


 (2) 文字列の一部分を取り出す (Left関数とRight関数) 前へ 目次へ 次へ 
Copyright © 2002 Hiroshi Masuda 

 

 

inserted by FC2 system