§1 文字列の処理 T VB6 | |
(6) 文字列置換(Mid命令) |
処理の確認にはプログラムを作成することもできるが、ここでは「イミディエイト ウィンドウ」を利用する。
イミディエイト ウィンドウの利用方法
すでに説明した「(3) Mid関数」とは働きが異なるものである。
文字列操作関数
文字数をバイト単位(1バイトずつ)で数えるMidB命令もある。
Mid(文字列型変数, 開始位置 [, 文字数]) = 置換文字列
文字列型変数 の開始位置 から文字数 文の文字列を置換文字列 に置き換える。
文字数 を省略すると置換文字列 の文字数分が置き換えられる。
開始位置 、文字数 は全角文字と半角文字のどちらも1文字と数える。
文字列中の123は5文字目にあるので、開始位置を5、文字数を3と指定している。 ここでは置換文字列(efg)の文字数と元の文字列(123)が同じであるので、mid(mm,5)="efg" と書いても同じである。
例1 文字列abcd123hij の123をefgに置き換えて表示する。
この例で、mid(mm,5,3)="efg" の部分を次のように変更して実行した結果を示す。@ 文字数で指定した2文字分だけが置き換えられる。
イミディエイト
mm="abcd123hij"
mid(mm,5,2)="efg" ←@
? mm
abcdef3hij ←@の結果
mm="abcd123hij"
mid(mm,5,5)="efg" ←A
? mm
abcdefghij ←Aの結果
mm="abcd123hij"
mid(mm,5,4)="efggg" ←B
? mm
abcdefggij ←Bの結果
mm="abcd123hij"
mid(mm,5)="efgabcdefg" ←C
? mm
abcdefgabc ←Cの結果
A 置換文字列が指定した文字数より小さいときは、置換文字列の分だけ置き換えられる。
B 置換文字列が指定した文字数より大きいときは、指定した文字数分だけ置き換えられる。
C 置換文字列が元の文字列より大きいときは、元の文字列分だけ置き換えられる。
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