§4 画像(ピクチャコントロール)の利用 VB6
 (3) 画像のコピー 前へ 目次へ 次へ 

 1. 画像のコピー

 ピクチャボックスに別のピクチャボックスの画像をコピーする。

 花見の画像を配置したフォームにコマンドボタン1つ(Command2)とピクチャボックス1つ(Picture2)を配置する。
 Picutre2のAutoRedrawプロパティをTrueに設定しておく。

 ボタン2をクリックするとPicture1の画像をPicture2にコピーする。プログラムは次の通りである。

・プログラムリスト

Private Sub Command2_Click()
    Picture2.Picture = Picture1.Picture
End Sub

 コピーといっても特別な処理が必要なわけではない。画像を記憶しているプロパティの値を代入するだけである。

 実行して、ボタン1、ボタン2の順にクリックする。
 花見の画像はコピーされたが、描画した円がコピーされていない。
 実は、Pictureプロパティには花見の画像のファイル名が記憶されているだけで、画像データが記憶されているわけではない。したがって、プログラムの代入はファイル名をコピーしているに過ぎない。

 では、花見の画像に円が描画された画像データはどこにあるのか。画像データはImageプロパティに記憶されている。

 ピクチャボックス1つ(Picture3)を追加して、AutoRedrawプロパティをTrueに設定する。プログラムは次のように追加する。

・プログラムリスト

Private Sub Command2_Click()
    Picture2.Picture = Picture1.Picture
    Picture3.Picture = Picture1.Image    '←追加
End Sub

 実行するとPicture3には花見の画像に円が描画された画像が表示される。

 

 スピードが要求されるときは、API関数を利用するとよい。


 (3) 画像のコピー 前へ 目次へ 次へ 
Copyright © 2002 Hiroshi Masuda 

 

 

inserted by FC2 system