§1 テキストエディタの制作 VB6
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 基本的な編集機能とファイルへの入出力機能を備えた簡易なテキストエディタを制作する。

 1. フォームの用意

 テキストエディタの機能は図1-1-1のように、メニューで選択できるようにする。
 新規フォームを用意して、部品(オブジェクト)とメニューを配置する。

図1-1-1

オブジェクト

テキストボックスコントロール Text1
 基本的な編集機能は、このテキストボックスコントロールが備えているので、フォームに配置するだけで編集機能に関するプログラムの必要はない。
 テキストボックスの大きさと位置はプログラムで設定するので、ここでは適当でよい。

Text1のプロパティ
(オブジェクト名)   Text1
Multiline 複数行のテキスト編集の設定 → True
  True=可  False=不可
ScrollBars スクロールバーの設定 → 2-垂直
  0-なし  1-水平  2-垂直  3-両方
  2-垂直では、テキストが右端で折り返される。


 2. メニューエディタの利用

 ファイルへの入出力機能を選択するため、ボタンなどではなくメニューを作成する。 フォームを選択(クリック)してから、メニューバーの[ツール(T)] → [メニューエディタ(M)...]を選択する。図1-1-2のようなダイアログが表示される。

図1-1-2
キャプション(P)
 メニューとして表示される文字列を入力する。&の後にアルファベットを入れると、表示されるときにアンダーラインが付く。これは、ユーザが[Alt]キーとそのアルファベットを押すことでそのメニューが選択できる。区切り線は、キャプションに-(ハイフォン、マイナス)を入れる。
名前(M)
 プログラム中で使用する名前である。キャプションで設定したメニューと1対1で対応させる。


メニューの設定
 新規ファイル以降のメニューは「ファイル(F)」に含まれるメニューであるから、[→]ボタンを押して、メニューの直前に・・・・が表示されるようにする。すべての設定が終われば[OK]をクリックする。

キャプション(P) 名前(M)
ファイル(&F) mnuFile
新規ファイル(&N) mnuNew
開く(&O) mnuOpen
保存(&S) mnuSave
名前を付けて保存     mnuSaveAs
− (区切り線) mnu0  (名前は適当に)
終了(&X) mnuEnd

 その他、詳しくはヘルプ(キーワードは“メニューエディタ”)を参照のこと。


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