§1 人に使ってもらうソフトウェア VB6
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 ほかの人にソフトウェアを利用してもらうときのことを考えると、特にウィンドウでは見た目(デザイン)が大切である。また、利用しているとき、ユーザの誤動作などでプログラムが終了しないようにすることなども大切である。
 このように、自分以外の人に使ってもらう、あるいは製品とするには考慮することがたくさんある。ここで全てをすることはできないが、ソフトウェア開発の第1歩として欲しい。



円の面積を計算

 半径の値から円の面積を求めるため、次図のようなプログラムを作成してみた(左側のウィンドウ)。 Text1の場所に10を入力して計算開始をクリックすると円の面積がText2に表示される。
 さて、使い勝手は? 見た目は? ... どうだろうか。


図1-1-1

 自分だけが使うのであればこれ(図1-1-1)でもいいだろう。しかし、時間が経ってしまうと何のプログラムか判らなくなってしまうだろう、きっと。

図1-1-2
 そこで、図1-1-2のように変更してみた。
 ラベルを2つ追加してテキストボックスの左側に配置し、内容を示した。
 最初のものと比べてどうだろうか。「何をするものであるのか」、「どこに何を入力すればよいのか」、「どこに結果が表示されるのか」など見て判るようになったのではないだろうか。
 プログラムの機能(円の面積を求める)は同じであるから、どちらでも必要な情報(円の面積)は得られる。しかし、得られるだけでいいのだろうか??? 「自分だけが使うが長く使いたい」、「自分以外の人も使う」、「自分以外の人にも使ってもらいたい」というような場合は、こちらの方が良いだろう。(逆に自分だけが短期間だけ使うのであれば上の例でも良いだろう。)

 プログラムは次のようにしている。計算開始ボタンをCommand1、終了ボタンをCommand2とする。

Option Explicit

Private Sub Command1_Click()
    Dim r As Double, s As Double
    r = Val(Text1.Text)    'Text1に入力したデータを数値に変換
    s = 3.14 * r ^ 2       '円の面積計算
    Text2.Text = Str(s)    '計算値を文字列に変換
End Sub

Private Sub Command2_Click()
    Unload Me 'プログラムをメモリから解放する
    End       'プログラムを終了する
End Sub
3行目 入力した半径のデータはText1.Text(Text1オブジェクトのTextプロパティ)で参照、すなわちこの場合、取り出すことができる。ただし、取り出したデータは文字型(String型)であるのでValで数値に変換してから変数rに記憶させている。
5行目 計算結果は変数sに記憶されている。変数sの値をText2.Textに記憶させることで計算結果(円の面積)を表示させている。ただし、変数sの値は数値型(Double型)であるのでStrで文字列に変換している。


マンマシンインタフェース

 マンマシンインタフェースman machine interface)とは、人間とコンピュータの境界にある情報伝達の手段のことである。すなわち、ユーザに使いやすいシステムを目指すうえで、ハード・ソフトの両面から、わかりやすい表示方法、入力方法を工夫し、マンマシンインタフェースの向上を図る。マンマシンインタフェースは、ユーザインタフェースともいう。

 実際には、利用できる機能がわかりやすいように工夫する必要がある。

メニュー、アイコンやボタンなどでの機能表示
マウスや1文字入力による簡易な機能選択
入力などの操作についてわかりやすいメッセージの表示
ヘルプ機能の充実


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