§2 電圧、電流、抵抗の値を求めるツール VB6
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 「§2 (1) オプションボタンのサンプルT」のプログラムに、オプションボタンを追加しても、その中から1つしか選択することができない。複数の項目を選択するのであれば、チェックボックスコントロールチェック を使うことができる。しかし、3つの項目AAA, BBB, CCCから1つだけ、別の3つの項目DDD, EEE, FFFからも1つだけを選択するような場合、チェックボックスでは実現できない。

 このような場合、フレームコントロールフレーム を使い、このフレームの上にオプションボックスを配置して、グループ化する方法がある。
 例えば、1つ目のフレームに項目AAA, BBB, CCCのオプションボタンを配置し、2つ目のフレームに項目DDD, EEE, FFFのオプションボタンを配置すると、フレームごとにグループ化され、それぞれのグループから1つずつ選択することができるようになる。
 このようにすると、フレームはコンテナとして機能し、フレームといっしょにその中のコントロールも移動するようになる。

 新規フォームを用意して、図2-5-1のようにオブジェクトを配置する。
図2-5-1

 フレームを配置してからオプションボタンをフレーム上に配置する。正しく配置されたときは、フレームを選択して移動させたときオプションボタンも同時に移動する。



・プログラムリスト

Private Sub Option1_Click()
  Label1.Caption = "AAA"
End Sub

Private Sub Option2_Click()
  Label1.Caption = "BBB"
End Sub

Private Sub Option3_Click()
  Label1.Caption = "CCC"
End Sub

Private Sub Option4_Click()
  Label2.Caption = "DDD"
End Sub

Private Sub Option5_Click()
  Label2.Caption = "EEE"
End Sub

Private Sub Option6_Click()
  Label2.Caption = "FFF"
End Sub

 コンテナには、フレーム以外にピクチャボックスコントロールピクチャボックス も使うことができる。

 今回のように同じ種類のオブジェクト(オプションボタン)を多数使用するときは、オブジェクトをコントロール配列にする方法がある。コントロール配列については後で説明する。


=== ポイント ===
 オプションボタンはコンテナを利用してグループ化することができる。
 コンテナには「フレームコントロール」、「ピクチャボックスコントロール」が使える。


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