9ゲームの制作 VB6
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 ゲームの材料として、8個のタイルが必要になる。このタイルには数字を表示する必要がある。また、移動できるものでなければならない。
 そこで、使えるコントロールとしては、ラベル、テキストボックス、ボタン、イメージなどが考えられる。これらのコントロールは、どれも数字を示すことと移動ができるものである。

図1-1

 ここでは、ボタンを利用してゲームを作成していく。
 説明やプログラム中のボタン(Command1)オブジェクトを他のコントロールに変えても作成できる。

 

回数表示用のラベルのプロパティ

(オブジェクト名)     lblKaisuu
Caption Kaisuu

タイル1(ボタン)のプロパティ

(オブジェクト名)     cmdTile         Top 120
Index 1 Left 120
Font(サイズ) 14 Style 1 - グラフィック
Font(スタイル) 太字 Caption     1

もう一度のボタンのプロパティ

(オブジェクト名)     cmdRetry
Caption もう一度

終了のボタンのプロパティ

(オブジェクト名)     cmdEnd
Caption 終了



コントロール配列

 同じ大きさのボタン(タイル)を8個配置するとき、普通に配置するとオブジェクト名がCommand1, Command2, ・・・, Command8 というようになる。
 例えば、8個のボタンのTopプロパティが123と等しいかを判定しようとすると、次のように判定のためのIf文が多くなる。また、4×4=16マスに拡張しようとすると・・・。

If Command1.Top = 120 Then
  …
ElseIf Command2.Top = 120 Then
  …
  …
ElseIf Command8.Top = 120 Then
  …
End If

 オブジェクトを配列として扱うことで、上記の判定は次のように書くことができる。これを、コントロール配列という。

For n=1 To 8
  If Command1(n).Top = 120 Then
    …
  End If
Next n

 オブジェクトをコントロール配列として扱うには、オブジェクト名を同じにして、それぞれのIndexプロパティに配列の添字となる整数を設定する。


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