キャッチゲームの制作 VB6 | |
(9) ランキングの処理 |
ランキングの読み込み・保存
ランキングのデータをディスクに保存する処理と、起動時にランキングのデータを読み込む処理も考える。
ディスクに保存するときのファイル名は「RankingData.dat」とする。
ファイルの読み書きの処理手順は次のとおりである。
2. ランキングの読み込み
ランキングのデータは配列 Ten と Namae で管理(記憶)している。データの個数は10個であるから、配列の1番から10番までに順にデータを読み込む。
処理は、サブプロシージャ RankingLoad として作成する。
ファイル保存の場所注意
・プログラムリスト
Private Sub RankingLoad() Dim n As Integer On Error GoTo Err1 'エラーが発生したときの移動先 Open "RankingData.dat" For Input As #1 'ファイルを開く For n = 1 To 10 Input #1, Ten(n), Namae(n) 'データを読み込む Next n Close #1 'ファイルを閉じる Exit Sub 'プロシージャを抜け出す Err1: 'エラーの時にする処理はない End Sub
エラーが発生する可能性がある場合、On Error GoTo でエラーが発生したときに処理の流れを変えることができる。上のプログラムでは、ラベルErr1に移動するように指定している。
ここで考えられるエラーは、はじめてプログラムを起動したときにランキングのデータファイルがないため、Open命令でファイルが開けないというエラーである。
この場合は、ランキングのデータが読み込めなくてもランキングを記憶しいる配列TenとNamaeに何も記憶されないだけで問題はないので、ラベルErr1以降には処理を書いていない。
RankingLoadプロシージャは、起動時に実行すればよいので、Form_Loadプロシージャ内から呼び出す。ただし、 ChDrive App.Path と ChDir App.Path の後でなければ予定したフォルダ(プログラムを保存しているフォルダ)から読み込まれない。
Private Sub Form_Load() Dim n As Integer ChDrive App.Path 'カレントドライブをプログラムと同じドライブにする ChDir App.Path 'カレントフォルダをプログラムと同じフォルダにする RankingLoad 'ランキングファイル読み込み 'リンゴをMaxApple個用意する … 省略 … End Sub
(9) ランキングの処理 | |
Copyright © 2001,2002 Hiroshi Masuda |