キャッチゲームの制作 VB6
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ランキングの読み込み・保存

 ランキングのデータをディスクに保存する処理と、起動時にランキングのデータを読み込む処理も考える。
 ディスクに保存するときのファイル名は「RankingData.dat」とする。

 ファイルの読み書きの処理手順は次のとおりである。

  1. ファイルを開く(Open)
  2. データを読み(Inputなど)書き(Printなど)する。
  3. ファイルを閉じる(Close)


 2. ランキングの読み込み

 ランキングのデータは配列 Ten と Namae で管理(記憶)している。データの個数は10個であるから、配列の1番から10番までに順にデータを読み込む。
 処理は、サブプロシージャ RankingLoad として作成する。
ファイル保存の場所注意

・プログラムリスト

Private Sub RankingLoad()
    Dim n As Integer

    On Error GoTo Err1        'エラーが発生したときの移動先
    Open "RankingData.dat" For Input As #1        'ファイルを開く
    For n = 1 To 10
        Input #1, Ten(n), Namae(n)        'データを読み込む
    Next n
    Close #1        'ファイルを閉じる
    Exit Sub        'プロシージャを抜け出す
Err1:
    'エラーの時にする処理はない
End Sub

 エラーが発生する可能性がある場合、On Error GoTo でエラーが発生したときに処理の流れを変えることができる。上のプログラムでは、ラベルErr1に移動するように指定している。
 ここで考えられるエラーは、はじめてプログラムを起動したときにランキングのデータファイルがないため、Open命令でファイルが開けないというエラーである。
 この場合は、ランキングのデータが読み込めなくてもランキングを記憶しいる配列TenとNamaeに何も記憶されないだけで問題はないので、ラベルErr1以降には処理を書いていない。

 RankingLoadプロシージャは、起動時に実行すればよいので、Form_Loadプロシージャ内から呼び出す。ただし、 ChDrive App.Path と ChDir App.Path の後でなければ予定したフォルダ(プログラムを保存しているフォルダ)から読み込まれない。

Private Sub Form_Load()
    Dim n As Integer

    ChDrive App.Path    'カレントドライブをプログラムと同じドライブにする
    ChDir App.Path      'カレントフォルダをプログラムと同じフォルダにする
    RankingLoad         'ランキングファイル読み込み
    'リンゴをMaxApple個用意する
      … 省略 …
End Sub


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