Windowsの基本操作2 (Windows 98)
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1−3 ウィンドウ

 メモ帳を使ってウィンドウの名称などについて説明します。

図1-6 ウィンド各部の名称

 アプリケーションのタイトルなどがタイトルバー(title bar)に表示されます。
 タイトルバーの右端にある3つのボタンは、コントロールボタン(control button)といい、ウィンドウを最小化したり、最大化したりするときに使います。

 最小化ボタンを左クリックすると、画面から消えタスクボタンだけになります。
 最大化ボタンを左クリックすると、画面いっぱいの大きさになります。
 閉じるボタンを左クリックすると、アプリケーションが終了します。

 フレーム(frame)は文字どおりウィンドウの枠で、ここへマウスポインタを合わせると両端に矢印の付いた形状に変わります。このときにマウスの左ボタンを押したままで移動(ドラッグ)するとウィンドウのサイズ(大きさ)を変更することができます。フレーム以外にウィンドウの右下にサイズ変更のための場所もあります。
 タイトルバーでマウスをドラッグ(マウスの左ボタンを押したままで移動させること)すると、ウィンドウを移動させることができます。


 【演習2】 コントロールボタンなどでウィンドウのサイズを変更します。

  1.  最小化ボタン を左クリックします。
      ウインドウが消えます。
  2.  タスクバーにあるメモ帳のタスクボタンを左クリックします。
      ウィンドウが現れます。
  3.  最大化ボタン を左クリックします。
      画面いっぱいの大きさになります。
  4.  もう一度、最大化ボタン を左クリックします。
      元の大きさに戻ります。
  5.  ウィンドウ右端のフレームにマウスポインタを合わせて、右側へドラッグします。
      ウィンドウの幅が広くなります。
  6.  ウィンドウ下端のフレームにマウスポインタを合わせて、下側へドラッグします。
      ウィンドウの高さが大きくなります。
  7.  ウィンドウ右下のサイズ変更の場所にマウスポインタを合わせて、左上へドラッグします。
      ウィンドウのサイズが小さくなります。
  8.  タイトルバーにマウスポインタを合わせてドラッグさせ、ウィンドウが移動することを確認します。


 ウィンドウの選択状態 
 アプリケーションを使用するときは、ウィンドウを選択状態(アクティブ)にする必要があります。

図1-7 選択状態 図1-8 非選択状態

 ウィンドウの選択状態、非選択状態はタイトルバーの色で区別できます(図1-7、図1-8)。ウィンドウを選択状態にするには、そのウィンドウを左クリックします。他のウィンドウに隠れて見えないときは、タスクボタンを左クリックします。

 

1−4 文字の入力

 メモ帳を使って、文字を入力します。文字には、英数字と仮名漢字があります。

英数字  ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789
漢 字  漢字は英数字の2倍の幅です。ABC123

 英数字と漢字では、文字の幅が異なります。ちょうど、漢字1文字の幅が英数字2文字の幅になります。漢字や仮名文字を全角文字、英数字を半角文字といいます。*1
 全角文字と半角文字の切換えは、 [Alt] キーを押しながら [半角/全角] のキーを押します(これを [Alt] + [半角/全角] と表します)。 (Win98の最新版では [半角/全角] だけでOK)

図1-9 全角ONの状態 図1-10 全角OFFの状態

 標準の設定では、日本語をローマ字で入力し、スペースキーで漢字に変換します。漢字はできるだけ熟語や文節単位で入力します。希望の漢字が表示されるまでスペースキーを押します。希望の漢字が表示されたら、 [Enter] キーで確定します。

図1-11 カーソル

 入力した文字は、カーソル(図1-11)の位置に入っていきます。文字と文字の間に入力するときもカーソルをその位置に移動させてから入力します。カーソルの移動には、カーソル移動キー([→] [←] [↑] [↓])を使います。
 不要な文字は、 [Back Space] キーを使います。カーソルの左側が削除されます。

*1 文字のデザインをフォント(font)といいます。
 例えば、プロポーショナルフォント(MS P明朝やMS Pゴシック)は、文字ごとに文字幅が違いますので、必ずしも全角1文字が半角2文字の幅とはなりません。


 【演習3】 学校名と名前(漢字とローマ字)を入力し、保存します。

  1.  メモ帳を選択状態にし、 [Alt] + [半角/全角] で全角ONの状態にします。
  2.  学校名を入力します。
     例 xx府立/○○/高等学校  /までを単位に入力、変換し[Enter]キーで確定していきます。
  3.  [Enter] で次の行に移り、名前を入力します。
  4.  [Enter] で次の行に移り、 [Alt] + [半角/全角] で全角OFFの状態にします。そして、名前をローマ字で入力します。
図1-12 メモ帳で入力した状態
  1.  ファイルとしてデータを保存します。メニューバーからファイル(F)を左クリックし、プルダウンメニューを表示します。次に上書き保存(S)を左クリックします。
     このようにマウスで順にメニューを選択していく状態を次のように表すことにします。
        [ファイル(F)] → [上書き保存(S)]
     名前を付けて保存のダイアログボックスdialog box : 対話形式のウィンドウのこと。単にダイアログともいう。)が表示されます。(図1-13)
  2.  (1)保存する場所を選択し、(2)ファイル名を付け、(3)保存ボタンを左クリックします。
     (1)の保存する場所は、右端の▼を左クリックしてフロッピーディスクを選択します。
     (2)のファイル名は、namaeとします。(ファイル名は自由に付けることができます)
図1-13 名前を付けて保存のダイアログ


ファイルの拡張子
 ファイル名には、一般的に拡張子が付けられます。メモ帳では、文字だけのテキストファイルなので、自動的に.TXTの拡張子が付けられnamae.txtとして保存されます。
 
拡張子は、ピリオドとそれに続く2〜3文字程度で表され、ファイル名の後に付けられます。ファイルの種類を区別するために使われます。主な拡張子を次に示しておきます。英大文字、小文字の区別はありません。
テキストファイル(文字だけのデータ)  …  TXT , HTML など
画像ファイル(静止画)  …  BMP , GIF , JPG(JPEG) など
動画ファイル(映像)  …  AVI , MPG , MOV など
音声ファイル  …  WAV , MID , MP3 など
実行ファイル(プログラム)  …  EXE など


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Copyright © 2002 Hiroshi Masuda 

 

 

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