コンピュータの基本操作
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 4. データの検索

 住所録や商品情報のデータなど、データ件数が増えてくると必要なデータを探すのが大変である。ここでは、必要なデータを検索するための基本的な操作方法について実習する。

(A) 検索

 必要なデータを探し出すのに最も簡易な方法はExcelの検索機能を利用することである。メニューから次のように選択する。

[編集(E)] → [検索(F)...]
  [Ctrl] + [F]
置換
 特定のデータを探して、別のものに置き換える機能が置換機能である。メニューから次のように選択する。
 
[編集(E)] → [置換(E)...]
  [Ctrl] + [H]


(B) VLOOKUP関数

 VLOOKUPは数式の中で使えるデータを検索する関数である。

書式  VLOOKUP(検索値 ,範囲 ,列番号 ,検索の型)

 指定された範囲の左端の列で検索値を検索し、見つかったときは指定した範囲の左端から列番号目の対応するセルの値が得られる。
 検索の型にはTRUE(真)またはFALSE(偽)を指定し、省略したときはTRUEを指定したことになる。TRUEを指定したときは範囲の左端の列は昇順に並んでいる必要がある。

  A B
1 101-0003 東京都千代田区一ツ橋
2 202-0001 東京都西東京市ひばりが丘
3 303-0001 茨城県水海道市中山町
4 404-0001 山梨県東山梨郡牧丘町柳平
5 505-0001 岐阜県美濃加茂市三和町廿屋
6 606-0001 京都府京都市左京区岩倉大鷺町
7 707-0001 岡山県英田郡美作町上相
8 808-0001 福岡県北九州市若松区小石本村町

=VLOOKUP("303-0001",A1:B8,2)  “茨城県水海道市中山町” が得られる。
=VLOOKUP("503-0001",A1:B8,2)  “山梨県東山梨郡牧丘町柳平” が得られる。
503-0001はないので、より小さい“404-0001”のデータが得られた。
=VLOOKUP("503-0001",A1:B8,2,FALSE)  エラー値 #N/A が得られる。
 検索の型にFALSEを指定したので、完全に一致したときだけ値が得られる。ただし、範囲の左端の列は昇順に並んでいる必要はない。


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 Copyright © 2005 Hiroshi Masuda

 

 

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