コンピュータの基本操作
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実習 4 Excelの検索機能を使う。

実習4 課題作品

準備
 EXCELを起動して、前の実習で作成した「仕入れ表」のファイルを読み込んでおく。ファイルの読み込みはメニューから[ファイル(F)]→[開く(O)...]と選択する。

操作1 カーソルをA1セルに移動する。

操作2 特定の通番を検索する。ここでは5番を検索する。

@ メニューから[編集(E)]→[検索(F)...]と選択する。
A 検検索のダイアログ索のダイアログで検索する文字列として「5」を入力し、[次を検索]ボタンをクリックする。
  カーソルがD4セルに移動する。(セルの値(\52)の5と一致したため。)検索のダイアログは表示されたままである。

検索のダイアログ操作3 検索のダイアログで[完全に同一なセルだけを検索する(O)]をクリックして、チェックを入れ、[次を検索]ボタンをクリックする。
  カーソルがA7セルに移動する。

操作4 検索のダイアログの[完全に同一なセルだけを検索する(O)]をクリックして、チェックを外す。次に、[閉じる]ボタンをクリックして、ダイアログを消す。

 データが少ないので検索機能で探すほどではないが、データが多い場合には強力な機能である。
 データが多くなり、通番が50や52になると[完全に同一なセルだけを検索する(O)]にチェックを入れても単価や仕入れ数にも一致してしまう。

 続いて、通番だけから検索する方法を示す。

範囲選択操作5 列記号のAをクリックする。
  A列全体が範囲選択される。

検索のダイアログ操作6 もう一度、5番を検索する。

@ 検索のダイアログを表示する。
  検索する文字列の入力欄には、前に入力した「5」が残っている。
A [次を検索]ボタンをクリックする。
  カーソルがA7セルに移動する。

操作7 検索のダイアログの[閉じる]ボタンをクリックして、ダイアログを消す。



実習 5 VLOOKUP関数を使って検索する。

実習5 課題作品

準備
 EXCELを起動して、前の実習で作成した「仕入れ表」のファイルを読み込んでおく。ファイルの読み込みはメニューから[ファイル(F)]→[開く(O)...]と選択する。

操作1 表の先頭に3行の空白行を挿入する。

右クリックメニュー、行挿入@ 行番号1から3までをドラッグして、3行を選択する。
A 範囲の中で右クリックして、メニューから[挿入]を選択する。
  3行の空白行が挿入される。

操作2 行番号5と6を行番号1と2にコピーする。

右クリックメニュー、コピー@ 行番号5と6をドラッグして、2行を選択する。
A 範囲の中で右クリックして、メニューから[コピー]を選択する。
B右クリックメニュー、貼り付け A1セルで右クリックして、メニューから[貼り付け]を選択する。
  行番号1と2にタイトルとデータがコピーされる。コピー貼り付け結果

操作3 B2〜F2セルのデータを消す。

範囲選択@ B2セルからF2セルまでをドラッグして[Delete]キーを押す。
  B2セルからF2セルまでのデータが消える。

操作4 B2セルに検索のための数式を入力する。

関数入力@ B2セルをクリックする。
A [数式の編集]ボタン(=)をクリックして、次に関数を選択するボタン(▼)をクリックする。
B 関数リストの中から[その他の関数...]をクリックする。
C 関数の貼り付けのダイアログの関数の分類から[検索/行列]、関数名から[VLOOKUP]を選択して、[OK]ボタンをクリックする。
D 数式パレットで検索値の入力欄横のボタンをクリックする。
数式パレット
数式パレットE 通番で検索するため、検索値としてA2セルをクリックする。入力欄にA2と表示されたら、[F4]キーを押してから[Enter]キーを押す。
  [F4]キーを押すとA2セルの名前が「$A$2」となる。
セルの絶対参照
 セル参照を含む数式をコピーすると自動的に変化する(相対参照)が、列名と行番号に「$」を付けると絶対参照になり、コピーしても変化しない。
 カーソルをセル参照の部分に移動して、[F4]キーを押すと、押すたびに次のように変わる。
 A2 → $A$2
 ↑   ↓
 $A2 ← A$2
数式パレットF 同じようにして、範囲の入力欄横のボタンをクリックし、A6セルからF15セルまでドラッグして範囲を選択する。続いて、[F4]キーを押して$A$6:$F$15と表示されるようにしてから[Enter]キーを押す。
G 列番号は取り出したい列の番号で、ここでは日付の列である2を入力して、[OK]ボタンをクリックする。
  B2セルに「4月1日」と表示される。数式バーには次の数式が表示される。
  =VLOOKUP($A2,$A6:$F15,2)

操作5 同じようにして、C2、D2、E2、F2セルにも検索のための数式をコピーする。

@ B2セルで右クリックして、メニューから[コピー]を選択する。
A C2セルからF2セルまでをドラッグして、範囲選択する。
B 範囲選択の中で右クリックして、メニューから[貼り付け]を選択する。
  数式がコピーされる。
コピー
C C2セルをクリックして数式の列番号を2から3に修正する。
  C2セルに「りんご」と表示される。数式バーには「=VLOOKUP($A2,$A6:$F15,3)」と表示される。
D 同じようにして、数式の列番号2を、D2セルは4に、E2セルは5に、F2セルは6にそれぞれ変更する。
  下図のように、D2セルからF2セルには日付が表示される。これは、数式をコピーしたときにセルの書式(日付形式)までコピーされたためである。
コピー
右クリックメニュー、セルの書式設定E C2セルからF2セルまでをドラッグして、範囲選択する。その中で右クリックして、メニューから[セルの書式設定]を選択する。
セルの書式設定のダイアログF ダイアログで[表示形式]タブの分類から[標準]を選択して、[OK]ボタンをクリックする。
  日付が普通の数字に変わる。
 編集結果

G D2セルとF2セルには「\」記号と位取りの「,」が表示されるように書式を設定する。
数式だけコピー形式を選択して貼り付けのダイアログ
 貼り付けを選択する(Bの操作)ときにメニューバーから[編集(E)]→[形式を選択して貼り付け(S)...]を選択する。
 ダイアログの数式をクリックしてチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックする。
 このほかに、値、書式などがある。チェックを入れたものだけがコピーされる。
 値の場合はコピー元が数式でも計算結果の値だけがコピーされる。


 これで完成である。通番の数字をいろいろと変えてみて、正しく日付や商品名がデータが表示されるか確認する。

操作6 表(ブック)を保存する。

 メニューから次のように選択する。

[ファイル(F)] → [名前を付けて保存(A)...]

 保存先(ここではマイドキュメント)を選択する。ファイル名は自由に付けられるが、ここでは「仕入れ表」とする。


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 Copyright © 2005 Hiroshi Masuda

 

 

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