コンピュータの基本操作
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 3 編集機能・クリップボードの利用

 Windowsで共通な編集機能である「切り取り(cut)」,「コピー(copy)」と「貼り付け(paste)」について実習する。ここでは,“メモ帳”を使って実習するが,ほかのエディタやワープロなどのアプリケーションでも同じように利用できる。

(A) 編集機能

 基本的には次の順で操作する。

@ 切り取りまたはコピーしたい部分をドラッグして範囲選択をする。
A メニューの[編集]から[切り取り]または[コピー]をクリックする。
B 貼り付けたい場所にカーソルを移動して,メニューの[編集]から[貼り付け]をクリックする。

 操作Aで選択した範囲のデータがクリップボード(clipboard)と呼ばれる一時的な記憶場所に記憶される。切り取りの場合は選択範囲が消去されるが,コピーの場合はそのまま残る。操作Bではクリップボードに記憶されているデータが貼り付けられる。
 クリップボードはWindows内で共通に利用できる。

クリップボードのイメージ


(B) キーボードで編集操作

 文字データを入力しているとき,編集のためにマウスに持ち替えると時間のロスになる。ここでは,キーボードだけで編集操作をする方法を説明する。

◆ 範囲選択
 マウスでドラッグする以外に,[Shift]キーを押したままでカーソル移動キー([↑] [↓] [←] [→])を押すとカーソルが移動した部分が反転表示になり,範囲選択ができる。

◆ 編集機能の利用
 メニューから切り取りなどの編集機能の操作をする以外に,キーボードで操作する方法がある。
 メニューの[切り取り(T)]の横に Ctrl+X と表示されているように,キーボードで[Ctrl]キーを押したままで[X]キーを押すことでも切り取りができる。同じように貼り付けの操作も[Ctrl]キーを押したままで[V]キーを押すことでできる。

◆ 編集の取り消し
 編集を行った後,ひとつ前の状態に戻すことができる。誤って行った操作を取り消すときなどに便利に使える。メニューの[編集(E)]→[元に戻す(U)]がそれである。アプリケーションによっては[取り消し(U)]と表示されるものもある。キーボードでは[Ctrl]キーを押したままで[Z]キーを押す。

キーボードで操作
範囲選択 [Shift]+カーソル移動キー
切り取り [Ctrl]+[X]
コピー [Ctrl]+[C]
貼り付け [Ctrl]+[V]
取り消し [Ctrl]+[Z]
ショートカット
 


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 Copyright © 2005 Hiroshi Masuda

 

 

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