コンピュータの基本操作 | |
Windows XP ファイル操作 |
5. ファイル操作
アプリケーションソフトウェアなどで作成したデータはディスクにファイルとして保存される。そのファイルに関してコピーや削除などの基本的な操作について実習する。また、ファイルを整理するためのフォルダの作成などの実習をする。
(A) ファイル名
ファイル名はデータなどのファイルをディスクに保存しておくときに付ける名前である。データファイルはどんどん増えていくので、何のデータであるのかわかりやすいファイル名を付けるようにする。
ファイル名に使える文字は全角文字と半角文字のうち次の半角記号文字を除いたものである。
ファイル名に使えない半角記号文字(8種類)
\ : * ? " < > |
ファイル名には空白文字も使えるが、見えないので区切りなどで使いたいときは-(マイナス)や_(アンダーライン)を使うようにした方がよい。
test data.txt ・・・ あまり良くない例(testとdataの間に空白があるため)
test_data.txt ・・・ 空白文字のない例
(B) 拡張子
拡張子は、ピリオド(ドット)とそれに続く2〜3文字程度で表され、ファイル名の後に付けられる。例えば、ファイル名が「namae.txt」ならば「.txt」が拡張子である。
拡張子はファイルの種類を区別するために使われる。主な拡張子を次に示しておく。英大文字、小文字の区別はない。
テキストファイル(文字だけのデータ) TXT , HTML など 画像ファイル(静止画) BMP , GIF , JPG(JPEG) など 動画ファイル(映像) AVI , MPG , MOV など 音声ファイル(音・音楽) WAV , MID , MP3 など 実行ファイル(プログラム) EXE , COM など
(C) フォルダ
フォルダはファイルをディスクなどに保存するときの保管場所である。同じ種類や内容のファイルをフォルダに入れることで効率的に分類・整理することができる。フォルダにもファイル名と同じように名前を付けて区別する。また、フォルダの中にさらにフォルダを作成することもでき、階層的(入れ子のよう)にファイルを管理できる。フォルダはディレクトリとも呼ぶ。
(D) ファイル一覧表示
ファイルの一覧を表示するには、“マイコンピュータ”、“マイドキュメント”や“エクスプローラ”を使う。デスクトップに表示されている次のアイコンをダブルクリックするとウィンドウが開く。
次の図は“マイコンピュータ”を開いたものの一部である。ウィンドウの上部から「タイトルバー」、「メニューバー」、「ツールバー」、「アドレスバー」である。
このうち、ツールバーが表示されていないときは、メニューバーから [表示(V)]→[ツールバー(T)]の[標準のボタン(S)]、[アドレスバー(A)]と[ツールバーを固定する(B)]をクリックしてチェックを付けておくとよい。
また、ツールバーはユーザ(利用者)が変更することができる。メニューバーから同じく[表示(V)]→[ツールバー(T)]の[ユーザー設定(C)...]をクリックすると「ツールバーの変更」のダイアログが開く。
利用できるツールバーボタン@のリストから利用したいボタンをクリックして、[追加(A)->]ボタンAをクリックする。追加されたボタンは現在のツールバーボタンBのリストに追加される。
逆に、削除するときは現在のツールバーボタンBのリストから削除したいボタンをクリックして選択して、追加ボタンの下にある[<-削除(R)]ボタンをクリックする。付く除されたボタンは利用できるツールバーボタン@のリストに表示される。
現在のツールバーボタンBの並びは、Cの[上へ(U)]と[下へ(D)]ボタンで変更できる。
テキストのオプションDでは、「ボタン名を表示する」、「いくつかのボタン名を右側に表示」と「ボタン名を表示しない」から選択できる。また、アイコンのオプションEでは、「大きいアイコン」と「小さいアイコン」から選択できる。
(E) 拡張子の表示
設定によってはファイル名に拡張子が表示されないことがある。この後の実習でファイル名に拡張子が表示されるようにするため、設定しておく。
デスクトップの“マイドキュメント”をダブルクリックで起動し、メニューバーから次のように選択する。
[ツール(T)] → [フォルダオプション(O)...] → [表示]タブ
図のような「フォルダオプションダイアログ」が表示される。[表示]タブの(A)「登録されている拡張子は表示しない」の部分にチェックが入っているはずであるから、クリックしてこのチェックを外して、[OK]をクリックする。
(F) ファイルの削除
ファイルを削除すると“ゴミ箱”に入れられ、完全に削除されるわけではない。“ゴミ箱”で削除して初めて完全に削除される。
不要であることが確実であれば、[Shift]キーを押したままで削除の機能を選択すると“ゴミ箱”に入らずに削除される。
(どの場合も厳密には100%完全な削除ではなく、ファイル名等を記録する部分に削除のマークが付けられるだけで、特別なプログラムを使うと元に戻せることがある。)
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Copyright © 2005 Hiroshi Masuda |