EXPO '70  三菱未来館 パンフレット(3) EXPO '70 パンフレットへ戻る
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●三菱100年のあゆみ

 
1870
岩崎弥太郎(1834〜85)明治の海運業界に実力を発揮。三菱グループの基礎を築く。(1875)三菱汽船へ汽船払い下げ、郵便汽船三菱会社と改称して、三菱製鉄所を経営開始。(1877)西南戦争。(1879)郵便汽船三菱会社、香港航路開始。東京海上火災保険株式会社設立。
1910
(1914)第1次世界大戦始まる。(1916)日本郵船の対馬丸、東航ニューヨーク線第一船として出発。(1917)三菱合資会社造船部独立、三菱造船となる。大日日本電線株式会社、日本光学株式会社、日本電池株式会社設立。(1918)三菱江戸川化学株式会社、三菱鉱業株式会社設立。(1919)株式会社三菱銀行設立。
1950
(1950)朝鮮戦争。三菱重工業株式会社、三菱金属鉱業株式会社、三菱商事株式会社、日本建鉄株式会社設立。(1952)三菱モンサント化成株式会社設立。(1953)テレビ放送開始。(1954)三菱セメント株式会社設立(1956)三菱油化株式会社、旭ファイバーグラス株式会社設立。(1958)三菱原子力工業株式会社設立。
1880
(1880)三菱為替店開業、のちの三菱銀行。
(1881)明治生命保険相互会社設立。(1885)日本郵船株式会社設立。(1887)三菱へ長崎造船所払い下げ、三菱造船所と改称。三菱倉庫株式会社創業。
1920
(1921)三菱電機株式会社設立。(1923)関東大震災。(1926)日本郵船、香港・サンフランシスコ航路開始。(1927)三菱信託銀行株式会社設立。(1929)大日本塗料株式会社設立。日本郵船、サンフランシスコ線に浅間丸就航。
1960
(1961)ソ連宇宙船ウォストーク1号地球一周飛行に成功。(1962)三菱アルミニウム株式会社、三菱テー・アール・ダブリュ株式会社設立。(1964)第18回オリンピック東京大会開催。(1969)アポロ成功、人類初めて月面に立つ。
1890
(1893)日本郵船、ボンベイ航路開始。三菱合資会社設立。(1894)日清戦争。(1895)三菱合資会社銀行部設立、のちの三菱銀行。(1896)日本郵船、北米・豪州航路開始。(1898)三菱製紙株式会社創業。三菱造船所、日本最初の大型汽船、常陸丸完成。
1930
(1931)三菱石油株式会社設立。(1933)三菱レイヨン株式会社創業。(1934)三菱化成工業株式会社創業(1935)三菱化工機株式会社設立、陸用ティーゼル機関SHT6型完成。(1937)日華事変。三菱地所株式会社設立。(1938)旭硝子、有機ガラス生産開始。(1939)第2次世界大戦始まる。
1970
(1970)日本万国博開催、三菱未来館・日本の自然と日本人の夢をえがく。
1900
(1904)日露戦争。(1905)神戸造船所設立、日本最初の浮ドック完成。(1907)旭硝子株式会社、麒麟麦酒株式会社設立。(1908)三菱造船所、日本最初のタービン船天洋丸完成。
1940
(1942)三菱製鋼株式会社設立。(1945)終戦。(1946)日本国憲法公布。三菱樹脂株式会社設立。(1949)三菱自動車販売株式会社設立。
 
 
●50年後のあなた

 
家庭
それぞれの家庭に合った、オートメーション生活がプログラミングされる。家事は、すべて機械がやるために、主婦は電子チェアにすわって、家事プログラムに合わせボタンを押すだけとなる。
世界中のテレビ中継が見られ、プールや自家用ヘリコプターが、一般の家庭に普及する。ミルクはコックをひねるだけで飲むことができ、料理は電子自動調理機をセットすれば、簡単にできあがる。
住宅
未来の住宅には、一生のうちで唯一の財産という所有物的な考えはなくなる。交通便利な筒型の住宅に住み、内部は無駄なく機能的に設備されている。住宅の支柱は、一日中ゆっくりと回転しているので、どの部屋も、日当りや風通しが悪いということはなく、同じような生活環境が与えられる。人間は、仕事が終わってから、本来の住宅的イメージを求めて、郊外の別荘などに移って行く。

学校(教育)
学年別進学制から、科目別進学制に変わり、個人の能力をのばす、教育法となる。勉強の場は、家庭に移り、ワイドテレビに送られてくる教育放送を聴き、むずかしい所は、ビデオテープにとって復習をする。学校は、子供達に遊びや体育をさせることを通して、人間性や団体生活を養うという意味で重要な場所となる。教育の国際的交流が広がり、留学も、簡単にできるようになる。
オフィス
会社内の業務は、完全にオートメーション化され、ボタン一つで、すべてが操作できるようになる。会社は、24時間業務を続けるが、人間の働く時間は、一日4時間に短縮される。肉体労働は、まったく姿を消し、人間は電子ビジネス装置で、いつもメカニズムと技術革新に囲まれる。通勤も、伸縮自在の高速通勤列車出現によって、通勤ラッシュは解消される。

病院
医学の発達と進歩が、病院のイメージを、ドライなものに変える。病気をなおすための病院ではなく、身心能力を身につけるための場所となる。ガンは、もちろん克服され、交通事故の時以外は、手術を必要としなくなる。人工臓器は、健康な体の一部として活躍するいつも健康状態のデーターが、病院に管理され、もし病気があれば病院から呼び出されるしくみになっている。
スポーツ
機械文明に囲まれて生活する人間にとって、もっとも人間的な行動となるのは、スポーツである。すべての人間が、スポーツを遊びとは違った感覚でおこなう。今日のように、一部の愛好家や専門家のためのスポーツではなく、日常的な義務スポーツへと変わる。
新しいスポーツの分野も、次々と開発され、グライダー操縦や海底散歩などが、一般的で人気のあるスポーツとなる。

農業
稲作は減少して、酪農に重点を置き、多様化した専門的個別経営の農業に変化する。すべての化学と機械設備を取り入れた近代農業区は、一つの独立的な都市構造を持つ。、天候は自動調整されて、人工照明により、栽培日数は短くなり能率的で生産力は増大する。
農業ハイウェイを、トラクターが走り、産物は超スピードの専用列車で、首都圏に送られて行く。
漁業
漁業衛星が、魚の群を発見すると種類や量などを、漁業レーダーで知らせてくる。人工のアワの網で魚に電気ショックを与え漁獲する。魚はすぐに工場船で加工され、輸送ヘリコプターで、国内・国外に運ばれる。また、一定の漁獲が終わると、魚の減少を防ぐために、漁獲した魚の栄養分を、海水に混ぜておく。淡水魚の人工養殖技術も発達して、マスやウナギは、世界中に輸出される。

 
 

三菱グループ出展35社
三菱重工 三菱銀行
三菱鉱業 三菱地所
三菱電機 三菱化成
旭硝子 三菱商事
三菱倉庫 三菱信託
三菱金属鉱業 三菱石油    
三菱レイヨン 三菱製鋼    
三菱製紙 三菱セメント
三菱油化 三菱モンサント化成
 
三菱化工機 三菱江戸川化学
三菱樹脂 日本郵船
三菱原子力 三菱アルミニウム
三菱テー・アール・ダブリュ
三菱自動車販売 東京海上 明治生命
   キリンビール 日本光学
   大日日本電線 大日本塗料
旭ファイバーグラス 日本建鉄
日本電池(順不同)
三菱万国博綜合委員会委員長
寺尾一郎(三菱商事副社長)
総合プロデューサー
田中友幸(東宝プロデューサ】)
顧問グループ(五十音順)
東海大学教授理学博士前気象研究所長(気象学)
荒川秀俊
東京大学助教授工学博士(光学)
小瀬輝次
東京大学教授理学博士(地学)
片山信夫
東京水産大学教授理学博士(海洋物理学)
佐々木忠義
東京工業大学教授(社会工学)
林雄二郎
起案グループ
田中友幸 星新一(SF作家) 矢野徹(SF作家)
福島正実(SF作家) 真鍋博(イラストレーター)
アートディレクター 松山崇
特技監督 円谷英二
音楽構成 伊福部昭
三菱技術者グループ
代表 三菱重工業(株)技術管理部長
工学博士 同村健二
ほか、三菱技術協力委員会
建築設計 三菱地所(株)
施工 (株)竹中工務店・戸由建設(株)
施工協力
三菱建設(株)
近畿電気工事(株)・新菱冷熱工業(株)・(株)弘電社
制作 三菱万国博綜合委員会
制作協力
東宝(株)
三和アドバタイジング(株)三和通信社
近畿電電広告商事(株)・第一企画(株)・(株)博報堂
長瀬産業(株)コダック製品部・(株)大沢商会
(株)東京現像所・(株)エルモ社
東芝ホト・ホーン(株)日本クラウン(株)(順不同)
 
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