フローチャートの基礎
  

フローチャート(流れ図)

 1. フローチャート記号

 プログラムを作成するときに、仕事(処理)を1つ1つの手順に分けて整理し、その順序を明確に表現した図記号と線で表したものをフローチャートという。
 次に、フローチャートで使用する主なフローチャート記号を整理しておく。

記 号 名 称 働 き
流れ線 流れ線 処理の順序を表す。順序を明確にするために、矢印を付けることもある。
端子 端子 処理の開始・終了を表す。
処理 処理 判断などの処理以外の処理を表す。
準備 準備 変数の宣言や初期値の設定などの処理を表す。
入出力 入出力 データの入出力を表す。
判断 判断 条件により、流れが二つ以上に分岐する処理を表す。
ループ端
ループ端
ループ端 繰り返しの開始と終了を表す。
書類 書類 プリンタなどへのデータ出力を表す。
定義済み処理 定義済み処理 別に用意した処理を利用することを表す。

 簡単なプログラムでは、特にフローチャートは必要ないが、複雑な処理をする プログラムを作成する場合、フローチャートを作ることで、有効に作成・修正が行える。

 

 2. フローチャート作成上の約束

Flow

@ 処理の流れの方向は「左から右へ」、「上から下へ」とする。
  これ以外の場合は、矢印を使用する。

Flow


A 流れ線は互いに交差してもよい。


B 2つ以上の流れ線を集めて、1つにしてもよい。

 

 3. フローチャートの基本型

flow

図 フローチャートの基本型

flow

図 条件判断の表し方

 

 
Copyright © 2001 Hiroshi Masuda

 

 

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