///　実習B1　簡単な計算	プログラミング実習

プロジェクト名　　実習B1二倍の計算

動作

　ボタン(Button1)をクリックするとテキストボックス(TextBox1)に入力された数値の2倍を計算して、ラベル(Label1)に表示する。

デザイン

フォームのプロパティ 　Font.Size = 11　　　Size = 300, 200

オブジェクト Button1 　Textプロパティ：2倍の計算 Button2 　Textプロパティ：終了 Label1 　Textプロパティ：計算結果 TextBox1　　新規

コード(プログラム)

Public Class Form1
　　Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
　　　　Dim kotae As Integer　　　 '変数kotaeを整数型で使う宣言
　　　　kotae = CInt(TextBox1.Text) * 2　　　 '2倍の計算　(1)
　　　　Label1.Text = kotae.ToString　　　 '結果の表示　(2)
　　End Sub
　　Private Sub Button2_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button2.Click
　　　　　�@　Me.Close()
　　End Sub　　　　　　　　　　　　　↓注意
　　Private Sub TextBox1_Click(ByVal sender As Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles TextBox1.Click
　　　　TextBox1.Text = "" 　　　'テキストボックスの文字を消去
　　End Sub
End Class

解答欄（英数字は半角で入力すること。余分な空白は入れないこと）
　　�@
　　　解答を入力し、［解答チェック］ボタンをクリックする。正解は　　　、不正解は　　　で表示される。

キーワード

Dim

　変数を宣言する。
　例　Dim x As Integer 変数xを整数型で使う。

Integer

　整数型。

Double

　実数(浮動小数点)型。

String

　文字列型。

CInt

　文字を整数に変換する。(Change Integer)
　例　CInt("123")　→　123

ToString

　文字型に変換する。

解説

(1)は kotae = TextBox1.Text * 2と書くこともできる。
(2)は Label1.Text = kotaeと書くこともできる。
　データの型は自動的に変換されるので、CIntやToStringを省略できる。しかし、処理に時間がかかるので、どのデータ型に変換するか書く方がよい。

処理時間　　Label1.Text = kotae.ToStringの場合

　Label1.TextはString型、kotaeはInteger型である。
(a) Label1.Text = kotae.ToString　と書いた場合。
　　1.　Integer型のkotaeの内容をString型に変換する。
　　2.　String型に変換した内容をLabel1.Textに格納する。
(b) Label1.Text = kotae　と書いた(ToStringを省略した)場合。
　　1.　Integer型のkotaeの内容をLabel1.Textに格納する。しかし、Label1.Textとkotaeの型が違う。
　　2.　Integer型のkotaeの内容をString型に変換する。
　　3.　String型に変換した内容をLabel1.Textに格納する。
イメージとしては、このようにひと手間多くなる(時間が余分にかかる)。

///　実習B1　簡単な計算	Copyright©2014 Hiroshi Masuda