C言語の基礎
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2-2 定数

(1) 数値定数

16進数 数値の先頭に0xまたは0Xを付ける。
8進数 数値の先頭に0を付ける。
10進数 16進数、8進数以外の表現が10進数となる。
指数表現 eまたはEを付け10のn乗を表す。
long定数 数値の最後にlまたはLを付ける。


(2) 文字定数

 文字定数とは、文字1個分に相当する値を表現する。
 BASICでは、文字が1つでも1つ以上でも同じように"(ダブルクォーテーション)で囲んだ。C言語では、文字定数は、'(シングルクォーテーション)で囲む。
'A' 'a' 'h'

エスケープ文字
普通の文字の他にエスケープ文字というものがある。文字定数と同じように'で囲む。2文字で1文字を表現する。(\は日本語キーボードの\を表す)
\n 復帰・改行
\t タブ
\f 復帰
\r 改行
\b バックスペース
\\ \自身
\0 ナル

(3) 文字列リテラル

 文字列定数とも呼ぶことがある。BAISCと同じように"(ダブルクォーテーション)で囲む。C言語では、文字列が記憶されるときには、必ず最後に0が付けられる。これを終端記号(ナル文字)といい、文字列の終わりを表している。
 文字列"ABC"は、次のように記憶される。
65 66 67 00
A B C ナル

 65, 66などは文字のアスキーコードである。
 文字列を操作するときには、文字列の終わりに必ずあるナル文字が有効に働く。


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