/// VBによるプログラミング | プログラミング実習 |
VB(Microsoft Visual Basic 2008 Express Edition)を利用して、プログラムの作成全般について学習する。
次に、プログラミングするうえで基本的な操作方法や専門用語をまとめておく。操作する中で覚えていこう。
仕事や遊びなど、何かをする時には順番というものがある。プログラムは、この手順をコンピュータにわかるように書いたものである。プログラミングに慣れるには、たくさんのプログラムを作る(マネをする)中で、「なぜ、このような手順になるのか」、「どのような順番で動くのか」などいろいろと考えながら、基本的なプログラミングのテクニックを覚えていく。
ということで、たくさんのプログラムを作成していけるように、このテキストを構成している。
スタートメニューから起動する。 or デスクトップのアイコンをダブルクリックして起動する。
1つのプログラムは「プロジェクト」という単位で管理される。
○新規作成
[ファイル(F)] → [新しいプロジェクト(P)...]
新しいプロジェクトのダイアログ
○プロジェクト選択
起動後、スタートページにこれまで作成したプロジェクト(過去5個分程度)が表示されているので、ダブルクリックして選択する。
図に示されている名称(「メニューバー」、「ツールバー」、「フォーム」、「ツールボックス」、「ソリューションエクスプローラ」、「プロパティ」)は、説明で使われるので表示場所とともに覚える。
○コード(プログラム)ウィンドウ(下)とデザインウィンドウ(右) (図はVB2005)
プログラムとデザインのウィンドウは、上部のタブ(図@と図A)で表示を切り替えることができる。
両方のウィンドウが表示されていないときは、ソリューションエクスプローラのForm1.vb(図B)をクリックして、図C(プログラム)または、図D(デザイン)をクリックすると表示される。
ソリューションのディレクトリを作成のチェックは入れない。
[ファイル(F)] → [すべてを保存(L)]
[デバッグ(D)] → [デバッグ開始(S)]
ブレークポイントとは、プログラムの実行を一時的に停止(終了ではない)する場所のことである。一時停止したい行にカーソルを移動して、メニューバーから次のように選択するとブレークポイントの設定と解除が交互に行える。([F9]キーを押しても良い)
[デバッグ(D)] → [ブレークポイントの設定/解除(G) F9]
ステップインとは、プログラムを1命令ずつ実行する機能である。
メニューバーから次のように選択する。([F8]キーを押しても良い)
[デバッグ(D)] → [ステップイン(I) F8]
オブジェクトを選択(マウスでクリック)すると、オブジェクトのまわりに8個の四角が表示される。この状態をオブジェクトの選択という。
- 移動方法
- オブジェクトの上でマウスポインタの形状がに変わる。この状態でドラッグするとオブジェクトがマウスと同じように動く。ボタンを離した場所にオブジェクトが配置される。
- サイズ変更方法
- オブジェクトのまわりの四角にマウスポインタを合わせると、マウスポインタがやなど両端に矢印が付いた形状に変わる。この状態でドラッグするとサイズを変えることができる。
- 削除
- 選択したオブジェクトの上で右クリックするとメニューが表示される。その中の[削除(D)]を選択する、または、オブジェクトを選択し、[Delete]キーを押すと削除される。
▼ 用語 ▼
- オブジェクト
- オブジェクトとは、ボタンや画像などプログラムを構成するためのものである。
フォームに配置できるオブジェクトは、ツールボックスに用意されている。- プロパティ
- プロパティとは、オブジェクトの性質を表すデータである。例えば、フォームの大きさや背景色などのデータである。
- イベントとメソッド
- イベントとは、特定の出来事が起こる(発生する)ことである。例えば、“キーボードを押した”や“マウスをクリックした”などである。VBでは、このイベントによって、イベントに対応するプログラムが処理される。このような形式のプログラムを「イベント駆動(イベントドリブン)」という。メソッドとは、手続きのことで、プログラムとして作成されるものである。
Memo(覚える必要はない) |
メソッドの引数にByValがない。VB2010 SP1以降、省略される。 Private Sub Btn1_Click(ByVal sender As System.Object, …) Handles Btn1.Click
Private Sub Btn1_Click(sender As System.Object, …) Handles Btn1.Click 変数の前にByValを付けると値渡し、ByRefを付けると参照渡しになる。省略するとByValとなる。 実習室のVBは2008なのでByValが自動的につけられる。 |
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