コンピュータの基本操作
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 4 画像データの作成

 画像データの作成方法について実習する。画像データには点で描画する「ペイント系」と呼ばれる形式と直線や曲線の方向と長さで描画する「ドロー系」と呼ばれる形式がある。ペイント系にはフォトレタッチ、ドロー系にはCADなどが代表的なアプリケーションとしてある。
 ここでは、Windowsに付属している“ペイント”(ペイント系)を使って、画像データを作成する。

(A) ペイントのウィンドウ

ペイント   ペイントの機能


(B) 前景色と背景色

ペイントのカラーパレット 色はパレットから選択する。前景色は線などの描画色になり、左クリックで選択する。背景色は塗りつぶしなどの色になり、右クリックで選択する。


(C) 線の太さ

 四角形や多角形などの線の太さは、直線で選択する。


(D) そのほかの機能の利用

 ツールボックスの多角形、楕円、角丸四角形も同じようにして描く。
ペイント その他の機能 ツールボックスの鉛筆は一番小さいサイズの点を描画する。左クリックで前景色、右クリックで背景色となる。
 ブラシ、エアブラシも描画サイズや形状を選ぶ以外は同じである。このほか消しゴムやキャンバスを拡大縮小表示することもできる。


(E) 編集機能の利用

 ツールボックスの選択または自由選択でキャンバス上のデータ範囲を選択すれば、切り取り、コピー、貼り付けの編集機能を利用することができる。


(F) 画像データのファイル形式

 Windows Xpの“ペイント”で扱える画像ファイルにはbmp、jpg、gif、tiff、pngの5種類がある。Windowsのバージョンによってこれより少ない場合がある。

bmp
 ビットマップ(bitmap)と呼び、Windows環境で標準的に使用されるフォーマットである。
jpg
 ジェーペグ(jpeg)と呼び、写真などの静止画像を1/10〜1/100のサイズに圧縮する。Joint Photographic Experts Groupの略で組織の名称がそのまま使われている。
gif
 ジフと呼び、グラフィックデータの保存形式のひとつで、モノクロは256階調、カラーは256色まで扱える。Graphics Interchange Formatの略である。
tiff
 ティフと呼び、画像データをいろいろな形式でまとめて格納できるため、比較的アプリケーションソフトに依存しないフォーマットである。Tagged Image File Format の略である。
png
 ピングと呼び、JPEGやGIFに代わってWWW上で広く使われることを目指して開発された画像フォーマットのひとつである。Portable Network Graphicsの略である。


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 Copyright © 2005 Hiroshi Masuda

 

 

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