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スカンジナビア (パンフレットサイズ 約25%) |
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ノルウェー ノルウェー王国は日本と大体同じ位の面積ですか、人口は日本のやっと4%て、その半数以上の人達が都市や人口密度の高い地域に住んでいます。それ以外のところは壮大な山や森林など自然が人間を支配しています。 ノルウェーははるか北のはてにありますが、沿岸を洗う暖かいメキシコ湾流のおかげて比較的温和な気候に恵まれています。 ノルウェー人に生活の手段と方法を与えたのは豊富な天然資源であって、海の魚、森の木材、落水のエネルギー、この国を海運業国にした海などてす。ノルウエーの天然資源は生活と産業の基盤として、今もなお重要な役割を果しています。しかしながら近年、ますます多くの人たちが伝統をもたない分野にも勇気をふるって進出しはじめました。今日産業国家ノルウェーの一番の強みは、その人材と未来に目をむけたダィナミックな技術的環境にあります。 またごく最近では、全般的な社会発展にめざましいものがあります。社会改革とともに、職業訓練と文化教育の豊富な機会が、繁栄と福祉と高い生活水準をもたらしました。また、壮大な景色や大森林を持つ山岳地帯は、娯楽や野外生活の場として、人間らしい環境づくりに貫献しています。 ノルウェーは立憲君主国で、その憲法は1814年に制定せられ、ヨーロッパで最も古い憲法の一つです。議会制度は1884年に設立されました。第二次世界大戦中は、1940年から1945年まて、ドイツに占領されていました。世界的には、ノルウェーの外交政策は国連を強化することを目的としています(ノルウェーのトリグベ・リーは、初代国連事務総長でした)。大西洋沿岸にある国の一つとしてみますとノルウェーはNATOのメンバーであり、ヨーロッパではOECDのメンバーでもあります。スカンジナビアのレベルでは、北欧会議を通じての協力が有効に行なわれています。 ノルウェーの歴史には4つの軌跡が交錯しています。すなわち畠をすく畝、スキーの滑りあと、商船隊の航跡、それに近代では山間地帯の発電所と産業を結ぶ送電線の4つです。 人が住んでいるのは、国土のわずか2.5%に過ぎません。国土の25%は森林におおわれていますが、そのあとは荒地と部分的に雨量の多い山間の高原であります。しかしこの雨が大切な天然資源であって、ノルウェーをヨーロッパの第2の水力発電国にし、1人当りの電気消費量は世界第1であります。この開発された豊かな電力資源が工業を発達させ、今やノルウェーは電気冶金や電気化学の製品により、金属の大規模な輸出国になりました。これ等が日本への輸出の大部分をしめています。最近では特にアルミ製品の製造が急激に延びてきました。その製造能力は現在年間500,000トンであり、カナダに次いで世界2位であります。 農業、漁業人口はノルウェー総人口の19%にすぎませんが、それでもなお年間300万トンの漁獲高で世界の漁業国で第5位をしめています。 ノルウェーの加工農産物も世界市場を獲得し、日本には年間6,000トン輸出しており、日本への第2のチーズ供給国となっています。 ノルウェー人の3分の1は工業と手工業に従事しており、今日、工業製品は輸出のほぼ90%をしめています。ノルウェーの商工業は重点を消費物資の大量生産におく代りに、品質とデザインを基とする特別な製品におくようにしております。
これ等は350を上まわる民間船会社がすべて所有しており、その建造にあたっては政府からの援助をうけておりません。 ノルウェーの海運事業は商業的、資金的に日本と深い関係があります。というのは、日本の輸出入の貨物はノルウェー船が運びますし、ノルウェーの船主は日本の造船会社に船を発注します。またノルウェーの船体装備製造会社は日本の造船所に大量の製品を供給しているからであります。近年でさは平均して、ノルウェー船主は船の発注の3分の1を日本の造船所に向けています。 船の話題のついでに、ノルウェーの探険家たちは、トール・ヘイエルダールの冒険よりもずっと昔から、南北両極圏の探険をしていたということを申しましょう。この分野ではノルウェーは開拓国として他を制しております。今日でも、北極圏のスピッツベルゲン、ベアー島、ヤン・マイエン、南極圏のブーヴェ島、ピーター1世島、クインマウドランドはノルウェーの領土です。 |
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Copyright © 2003 Hiroshi Masuda